テキサス州で夫と暮らす老女性メイベリンには、同性愛者だとカミングアウトした後、家出した息子リッキーがいた。そんなリッキーの訃報が届き、メイベリンは彼が暮らしたサンフランシスコへ。リッキーはゲイバーを経営していて、メイベリンはそれを相続することに。しかしゲイバーは経営不振で、メイベリンは同性愛者たちへの偏見を反省しながら、リッキーや彼を支えた仲間たちのため、自らゲイバーを再建しようと決心するが……。
以下ネタバレあり
【映画ロケーション】
息子リッキーのお葬式のシーン:Fort Massey United Church(カナダ)
通りの名前が映る。(TOBIN STREET)
メイベリンが店のチラシを持ち込むホテルの外観:Fairmont San Francisco
外観のみ。エントランスでは別のホテルになっている。
エリックの母が働く店:Hali Deli - Old World Delicatessen(カナダ)
(あらすじ)
テキサスに住むメイベリン・メトカーフは、地元の教会のコーラス隊のリーダーを
務める主婦。
かつて、息子リッキーから、同性愛者だとカミングアウトをされるが
敬虔なキリスト教徒で、南部の保守的な街で生きてきたメイベリンは
息子の告白を受け止められず、息子とは疎遠になっていた。
ある日、リッキーが亡くなったという一報が届く。
夫から反対されながらも葬儀に参列するためにサンフランシスコを訪れた彼女は
息子が経営していたゲイバーを相続する権利があると知らされる。
経営状態が悪化していたバーを再建するため、メイベリンは息子が残した店を
守るために動き出す。
先が読めてしまう作品だが、亡き息子のため、息子の恋人(義理の息子)のため
ドラァグクイーン達のために、教会のコーラス隊のリーダーとして培った経験を
糧に、店を少しずつ立て直していく…といった展開。
長年連れ添った夫との価値観の違い、新しい出会いと恋など、年配女性の
再出発も応援できる作品。
是非!