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運命の扉 About Fate (2022)

運命の扉

グリフィンは、モデルでインフルエンサーの恋人クレメンタインにプロポーズしようと計画していた。その店では、12月30日に家族が代々プロポーズしてきた店だったが、クレメンタインは大晦日のパーティーでのプロポーズを期待していたため、怒って店を飛び出してしまう。
同じ店で、マーゴットは、プロポーズを期待していた恋人のキップから別れを告げられていた。

以下ネタバレ注意

 

「Ирония судьбы, или С лёгким паром!」

1976年のロシアのテレビ映画「Ирония судьбы, или С лёгким паром!」(運命の皮肉)のリメイク作品。
原作は、1971年の「1Однажды в новогоднюю ночь」(直訳:大晦日に一度)という戯曲。ロシアでは、大晦日に大勢の人がこの作品を観ているという。
残念ながら、この映画の関係者からは、このリメイク作品は不評だという。

 

ロケ地 ノーウッド・シアター

The Norwood Theatre
アフリカ系の老夫婦の馬車に同乗するシーン。
夫人が着ていたローズピンクのコートを譲り受ける。

 

ロケ地 Napper Tandy's

馬車に乗せてくれた老夫婦が降りた店。
マサチューセッツ州ノーウッドにあるパブ。

 

ロケ地 ザ・レノックス

The Lenox Hotel
マーゴットの姉の結婚式会場。
ノーウッドから、突然ボストンへ!

 

ロケ地 コプリー・スクエア・ホテル

Copley Square Hotel
クレメンタインが待つ大晦日のパーティー会場。
ザ・レノックスから近い場所にあり、映画ではバスで移動しているが、実際は徒歩数分の場所。

 

あらすじ(ネタバレ注意)

BENNIGAN'S
マーゴット
・ヘイズ:不動産業者 恋人キップ
グリフィン・リード:弁護士 恋人クレメンタイン(モデル・インフルエンサー
マーゴットは、キップからのプロポーズを期待し、姉の結婚式に同伴してもらおうと考え、BENNIGAN'Sで待ち合わせをしていた。
グリフィンは、家族が代々プロポーズしてきたBENNIGAN'Sで、12月30日にクレメンタインへのプロポーズを計画していた。
マーゴットは、恋人キップにフラれ、グリフィンはクレメンタインにプロポーズをしようとするが、大晦日にして欲しかったと怒ったクレメンタインはカフェから出て行ってしまう。さらに、傷心のマーゴットが呼んだUberをクレメンタインが奪い、さらにショックを受けるマーゴット。

住所間違え
その後、グリフィンは仲間と過ごし、悪酔いをしたままタクシーに乗って家に帰るが、タクシー運転手が住所を間違え、マーゴットの家に到着する。
グリフィンと同じように植木鉢の下に合い鍵を置いていたため、その鍵で家に入り、すぐに寝てしまう。
その後、帰宅したマーゴットと鉢合わせをし、事情を説明するが、そこに別れたはずのキップが現れ、ひと悶着に。
キップのかわりに、グリフィンに姉の結婚式に同伴してもらうことになる。

馬車の老夫婦
姉の結婚式会場のホテルに行く途中、親切な老夫婦の馬車に同乗させてもらうことに。
運命的な出会いを繰り返したという2人は、今も深く愛し合っていた。
別れ際、マーゴットは、老夫婦の運命の出会いの一端にもなった夫人のアンティークのローズピンクのコートを渡され、「彼(グリフィン)を離してはダメ」とアドバイスをもらう。

姉の結婚
姉の結婚式で、グリフィンはキップのふりをして出席。停電のピンチにも対応し、スピーチも素晴らしく、皆を感動させていたが、突如本物のキップが現れ、大騒ぎに。グリフィンは、着ていたタキシードを脱ぎ捨て、赤いジャージに着替えた後にクレメンタインに呼び出されたパーティーへ向かう。

クレメンタインのパーティー
赤いジャージのまま、パーティー会場に現れたグリフィン。
SNSのために、大晦日のパーティーでのプロポーズを楽しみにしていたクレメンタインだったが、グリフィンはクレメンタインを振って、立ち去る。

グリフィンの自宅
帰宅したグリフィンのもとに、マーゴットが現れ、マーゴットの家に置き忘れていた鞄を届けてもらう。
マーゴットは、左肩に学生時代に彫ったグリフィンと同じ名前である、伝説上の生き物のグリフォンのタトゥーを見せる。
2人が良い雰囲気になったところに、クレメンタインが私物を取りに現れ、マーゴットを追い出してしまう。

再びBENNIGAN'S
グリフィンは、両親らが待つBENNIGAN'Sへ向かう。両親らにクレメンタインとうまくいかなかったことを説明し、店のトイレで気持ちを切りかえ席に戻ろうとすると、そこに結婚式で出会ったマーゴットの家族たちが。
座席には、マーゴットが老婦人から譲られたローズピンクのコートがかかっていた。
2人は運命の再会を喜び、キス。
マーゴットの家族は2人の様子に喜ぶ。

~おわり~

 

ひとこと

よくあるドタバタコメディかと思ったが、意外にもラストで感動してしまった。
馬車にのった老夫婦に出会ってから、ただのお騒がせラブコメではなく、ロマンチックさが加わっていき、良いアクセントになっていた。

グリフィンももちろん素敵だったが、マーゴットの義兄ブライアンを演じるJared Troiloさんばかり注目していた。

そしてパパ(ポール)役のKen Cheesemanさんもかっこよかった!
こちらは、映画に関するインタビュー動画です。