映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

ダムゼル/運命を拓きし者 DAMZEL (2024)

Netflixより抜粋
若い女性は魅力あふれる王子と結婚して幸せになるはずが、火を吐くドラゴンのいけにえにされてしまう。この絶望的な状況から逃れるべく、彼女は命懸けで大きな試練に立ち向かう。

以下ネタバレ注意

 

原作

Damsel – Der Pfad des Feuers: Roman (German Edition)

原作は、Evelyn Skyeの同名小説。ペンギン・ランダム・ハウスから、2023年4月18日に出版された。上記動画は、作者へのインタビュー映像。(右の女性が作者。)

 

ロケ地

ベイフォード卿のお城

ラビー城 Raby Castle
主人公エロディの父ベイフォード卿が所有するお城のシーンは、イギリスにある中世に建ててられたラビー城での撮影されている。

 

アウレア城のシーン

トマールのキリスト教修道院 Convento de Cristo (世界遺産
アウレア城の外観はCGIだが、馬車で到着する城の入り口のシーンや結婚式のシーン等は、ポルトガルにある修道院で撮影されている。

 

アウレア城の回廊のシーン

バタリャ修道院 Mosteiro de Santa Maria da Vitoria(世界遺産
アウレア城内の美しい回廊のシーンは、こちらの修道院での撮影。

ドラゴンのねぐらの入り口

Nossa Senhora da Boa Estrela
エストレーラ山脈にある聖母の彫刻。
映画では、彫刻の場所がねぐらの入り口として加工されている。

 

ネタバレあらすじ

アウレアに住むドラゴン
ドラゴン退治に向かった初代アウレア王は、孵化したての3匹のドラゴンの赤ちゃんを殺害し、ドラゴンは王の部下らを殺害し、王家の娘3人を生贄に出すよう脅迫する。

王子との結婚
ベイフォード卿は財政難のため、アウレアの女王イザベルに、ヘンリー王子の結婚相手にと長女エロディをすすめ、エロディは結婚相手に選ばれる。
エロディは父の思いを受け入れ、王子との結婚のために、家族と共にアウレアへ向かう。

結婚式
エロディの継母レディ・ベイフォードは、女王のイザベルの態度に不信感を持ち、婚約を解消するよう説得するが、エロディは予定通り結婚することに。
結婚式の後、ヘンリー王子とエロディは、古代からの結婚の儀式を行うため山へ向かう。
女王は、ドラゴンとの協定のために初代王が3人の娘を犠牲にした話をした後、ヘンリー王子とエロディの手のひらを切り、2人の血を混ぜる儀式を行う。
そして、ヘンリー王子がエロディを抱え、ドラゴンの巣の上にある細い橋を渡り、エロディを(ドラゴンへの生贄として)谷底へ投げ込んでしまう。

谷底からの脱出
エロディは、自分がドラゴンへの生贄だったことに気づき、ドラゴンの巣から逃げ出そうと考えるが、ドラゴンの炎で足を火傷してしまう。
逃げ道を探す途中、エロディは光るナメクジを発見し、ナメクジを集めて暗闇を進んでいく。途中、犠牲者の名前や脱出のための地図が彫られた空洞にたどり着く。
疲れ果てたエロディの火傷を光るナメクジが治し、治癒の力があることに気づく。

生贄のきっかけ
エロディは、壁に彫られた地図に従い、外へ出る出口を見つけるが、高い崖の上にあり脱出を諦める。その後、ドラゴンの孵化したばかりの子供の死骸を発見し、これがドラゴンの怒りをかうきっかけになったのだと知る。
その後、エロディを探しに来たベイフォード卿が率いる救助隊の姿を確認するが、ドラゴンに全員殺害されてしまう。

妹フロリアが生贄に
エロディは、救助隊が残したロープのおかげで外に逃げ出すが、すぐにドラゴンが追ってきて、周囲は焼け野原になる。
エロディが逃走したことを知った女王のイザベルは、代わりにエロディの妹のフロリアを誘拐し、新たな生贄にしようと準備する。
継母のレディ・ベイフォードから話を聞いたエロディは、妹を助けるためにドラゴンの山へ戻る。

ドラゴンとの一騎打ち
ドラゴンは、エロディをおびき出すためにフロリアを生かしておいた。
エロディはフロリアに隠れているよう言い、ドラゴンと対峙し、生贄にされてきた女性たちはアウレアの王女ではなく、ドラゴンは騙されてきたと説明するが、ドラゴンはエロディの言葉を信じず殺そうとする。
エロディは、ドラゴンをある場所へおびき出し、ドラゴンは自分が吐いた炎で大やけどを負い倒れる。
ドラゴンは観念し、エロディにとどめを刺すよう言うが、エロディは火傷を治すひかるなめくじを使い、ドラゴンの傷を癒す。

ラスト
エロディは、新たな生贄との結婚式を妨害し、アウレアの悪事を暴き、新妻と家族たちに逃げるよう忠告する。
アウレアの王族らの前にドラゴンが現れ、女王や王子、アウレアの王族らを焼き殺し、アウレアの宮殿は焼け落ちる。
エロディは、レディ・ベイフォードと妹フロリアらと共に、ドラゴンを携え、船で故郷へ戻る。
~おわり~

 

 

ひとこと

「エノーラ・ホームズの事件簿」で活躍したミリー・ボビー・ブラウンにぴったりの役柄だったが、ストーリーとしてはいたって普通。それなりに楽しめた。
なめくじがとても苦手なのだが、あのなめくじだったら是非育ててみたい。