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アーベル&ベルゲン 法律事務所 S1#4 17歳の事情 Aber Bergen

WOWOWOより抜粋

エレアは窃盗で捕まった難民認定申請中の17歳の青年アフサルを弁護する。アフガニスタンでの戦争のトラウマがある未成年を拘束すべきではないと強く訴えてアフサルを救うエレアだったが、彼には裏がありそうで……。一方、息子ヨルゲンのポケットから見つけたマリフアナについてエレアに相談されたエーリクは、息子に洗いざらい話すよう説得する。一方、ディアナは猫の訴訟で負けたウンにいらだち、嫌がらせをする。

以下ネタバレ注意

 

キティちゃん

事務所のパートナー弁護士であるディアナが、何故かウンに冷たい。
ウンが嬉しそうに自分のオフィスに私物を置いているところに現れ「壁の絵をキティちゃんの絵に換えても良いわよ。(=子供扱い)」と嫌味を言っていた。ムッとするウンに「それじゃ長続きしないわよ。」と追い打ち。
その後、ウンのデスクにプレゼントを置き、キティちゃんのマグカップと共に、カードが添えられ、その言葉が怖いことったら!

Har du 9liv? xxx Diana
WOWOWでは「長続きしそう?ディアナ。」と訳されていた。
9liv=9つの命⇒A cat has nine lives.
ヨーロッパでは、昔から「猫は九つの命をもつ」という迷信があり、そのことから「なかなかくたばらない」「しぶとい奴」という意味で使われる言葉で、ネコであるキティちゃんにも掛けた言葉でもあり、ピリっとさせられるシーンだった。

和解より、ウンのディアナへの逆襲シーンを待つ!

 

ネタバレあらすじ

息子ヨルゲン

エレア・ベルゲンは、自宅で充電器を探している時に息子の服のポケットからタバコの箱を発見する。中を確認すると、タバコに見せかけたマリファナが入っていた。
ヨルゲンは自分のものだと否定するが、エレアは尿検査をしようとし、元夫のエーリク・アーベルと言い争いになる。
エリークは、祖父の病気を持ち出し、息子から真実を聞き出し、クリスマス前からたびたび吸っていたと告白する。

Linda Leland

自殺をした親友ビョルンの裁判で、偽証をしたリンダの死体が発見される。
リンダの父が事務所に現れ、エーリクは事件について調べることを約束する。

 

難民認定待ちの未成年

エレアが担当する、難民認定申請中のアフガニスタン人のアフサル(17歳)が、難民センターの売店のレジのお金を盗んだことが発覚し、問題になる。
エリアの弁護により検察の拘留請求は却下となるが、彼はエリアが席を外した隙にエリアの財布からお金を盗み、他にもお金を密かに隠し持っていたことが判明する。
エリアは、ヨルゲンが財布からお金を取ったと勘違いし、帰宅した息子を責めてしまう。

翌日、警察から呼ばれたエリアは、検査の結果からアフサルが25歳以上だと知らされ、難民申請は却下される。事務所に戻ったエレアは、マグヌスからアフサルがお金を盗んだ犯人だと知らされる。
騙されていたエリアは、アフサルにアフガニスタンへの強制送還が決定したこと、お金を盗んだこと、最初から嘘をついていたことを責めるが、セルビアのマフィアに娘を人質に取られ身代金を払うよう脅迫されていたため、盗み続けていたと説明される。
彼が盗んだお金を確認しに行くが、既に難民センターの経営者に奪われた後だった。

エリアがマグヌスに相談すると、彼はロースクール時代の友人であるヴェリミールという人物に連絡をし、アフサルの娘の解放とビザの発行の手配を依頼する。

アフサルが隠し持っていたお金を盗んだ難民センターの経営者カール・ファルセンが、事務所に現れる。マグヌスから「普通に働いているだけで1200万以上の資産を築けるわけがない」と責められ、資金洗浄やスイスにある子会社等の証拠を叩きつけられ観念する。
マグヌスは、今後はアーベル&ベルゲン法律事務所がファルセンの会社の番犬になると言い、事務所と契約をさせ、違法行為を監視すると告げる。

後日、強制送還のため空港に連れてこられたアフサルは、遠くに娘の姿を確認する。
エリアが娘を迎えに来たことを知り、娘が解放されたことを知りほっとする。
アフサルはあえて娘に声をかけず、フードを深くかぶり、その場を立ち去る。

 

ひとこと

殺害されたリンダに関しては進行なし。
息子のマリファナ問題は、続くのか?それとも、今回で解決なのか?
アフサルの件は、複雑な設定でとても面白かった。
マグヌスの暗躍がカッコいい!

エリアの恋愛のほうは、どうなのだろう?
元さやには戻らないのだろうか?

とにかく怖いのは、ディアナのウンへの対応。
いつか激怒したウンが、キティちゃんのマグカップをディアナの目の前でたたき割ってほしい。