映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

ロスト・シンボル The Lost Symbol S1 #1 上のごとく、下もしかり As Above, So Below

Dan Brown's The Lost Symbol: The Complete Series [DVD]

WOWOWより抜粋

ハーバード大学の教授ロバート・ラングドンは、恩師のピーター・ソロモンの頼みでパーティーのスピーチをするため、ワシントンD.C.の議会議事堂を訪れる。しかし会場で待ち受けていたのはパーティーではなく、ピーターの切断された右手だった。ピーターをさらったと思われる人物、マラークからの電話で、「古の門」を探し解放しろと言われたラングドン。門の在りかを見つけるには、議事堂に眠る暗号を解く必要があり……。

以下ネタバレ注意

 

原作「ロスト・シンボル」

ロスト・シンボル(上中下合本版) (角川文庫)

アメリカ合衆国の作家ダン・ブラウンの同名小説。
映画化された「天使と悪魔」(2000年)「ダ・ヴィンチ・コード」(2003年)に続くロバート・ラングドン教授シリーズの第3弾。
第4弾である「インフェルノ」も映画化されている。

 

映画化されなかった理由

第3弾だけ映画化されなかった理由として、トム・ハンクスロン・ハワードもインタビューで、内容が「ダ・ヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」に酷似しているためだと語っていた。
今作でドラマ化はされているが、結局シーズン1で打ち切りになっている。確かに第1話から、展開が予想がつくものだった。

 

妹から娘へ

ヴァロリー・カリーが演じるキャサリン・ソロモンは、原作ではピーター・ソロモンの妹だが、ドラマでは娘という設定に変わっている。

 

ざっくりあらすじ

ロバート・ラングトン
ハーバード大学 宗教象徴学教授
フリーメイソンの最高幹部の一人ピーター・ソロモンの秘書からの連絡で、公園の依頼が入り、急遽ワシントンD.C.へ。
講演会場に到着するが、講演会を予定している雰囲気はなく、当惑するラングストン。

ピーターの手首
会場のロタンダの床に、人の手のようなものが置かれているのが発見される。
指には見慣れたフリーメイソンの金の指輪がはめてあり、ラングストンは、手首がピーター・ソロモンのものだと確信する。
ラングストンは、ピーターの秘書に連絡をし、その男がピーターを誘拐した犯人だと確信する。男は、「いにしえの門を解き放て。」と語る。

CIAのサトウ
現場に、FBIではなくCIAのサトウが到着する。(原作では名前が、何故かInoue Sato)
ラングストンは、ピーターの手の指にあるシンボルについて言い当て、手首が「神秘の手」と呼ばれる形で置かれ、それは「神秘の扉の先にあるいにしえの英知への正体を意味している。」と説明。
指がさしているロタンダの天井のフレスコ画について説明、秘書と名乗った男の「上のごとく、下もしかり」という発言を思い出し、手首が設置されていた台座の裏に書かれた「SBB13」という文字を発見する。それは、議事堂地下にある場所サブ・ベースメント13番部屋という意味だった。

キャサリン・ソロモン
ラングストンからの連絡で父ピーターが事件に巻き込まれたことを知ったキャサリンは、すぐに父の書斎へ行き、父が命の次に大切にしていた書類を手に入れる。

地下13番の部屋
その部屋は、自分の死について静かに考える瞑想室だと判明。
その後、壁に書かれた文字を発見する。
Visita interiora terrae rectificando invenies occultum lapidem.
(大地の内を訪れよ。清めれば隠された石が現れる。)
壁の文字を清め、石壁に取っ手があることを発見する。
しかし、部屋の通路が徐々に閉まり始めてくる。
壁の中に隠されていた石を取り出し、ギリギリ部屋からにげだすことに成功する。

殺し屋
秘書を名乗る誘拐犯から再度連絡が入り、逆探知に成功したCIAは逮捕へ向かう。
ピーターの携帯電話は発見されるが、置かれていた場所に書かれていた言葉を読み、サトウは犯人におびき出されたことに気づく。
Mundus vult decipi ergo decipiatur.
(世界は騙されることを望んでいる。ならば騙されるがよい。)
石の謎を解いていたラングストンは、清掃業者に扮して入館した殺し屋から携帯電話を渡され、次の指示を待つよう脅され、姿を消す。

ザカリー・ソロモン
ピーター・ソロモンの息子で、キャサリンの兄であるザカリーはCIAで働いていたことが判明。アンカラで働いていたが、麻薬で逮捕される。獄中で暴動が起きた際、殺害されていた。

ラスト
ラングストンの姿を見つけたキャサリンは、彼を追いかける。ラングストンは、犯人から古いパズルのピースを見つけるよう脅迫されていると説明。
キャサリンは、自分の身に何かあったら破棄するようにと言っていたという書類を出し、2人は共に謎を解き明かそうとする。
書類は、リヴァイアサンクロスのマークのシーリングスタンプが押されていた。
~つづく~

 

リヴァイアサンクロス

ドラマに登場したリヴァイアサンクロス(Leviathan Cross)は、サタンクロス(Satan's Cross)とも呼ばれている。
元々は、錬金術で硫黄のシンボルだという。
1960年代にAnton LaVeyによって悪魔主義の象徴として使われるようになる。
サタンクロスと呼ばれだしたのは、近年になってからのようだ。

 

ひとこと

謎解きものは好きなので、とても楽しみにしていた。
残念ながら、観始めたばかりなのに、シーズン1での打ち切りを知る。
謎は解けたのちに終わるのか?
中途半端な場面で終わってしまわないか今から心配!