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ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 S5 #3 国境 #4 オブフレッドへ The Handmaid's Tale ”Border" "Dear Offred"

WOWOWよりあらすじ抜粋

#3 国境
葬儀の放送でハンナがセリーナといるのを見たジューンが、ニックに連絡を取りたがったため、モイラは非公式にギレアドにメッセージを送っている女性たちのグループとジューンを引き合わせる。一方、葬儀後にローレンスと食事をしたセリーナは、彼に勇気付けられギレアドにとどまる決心をする。だが、翌日の審議会でセリーナは国際親善大使に任命され、それはギレアドに彼女の居場所はないことを意味していた……。

#4 オブフレッドへ
セリーナは戦前のギレアド所有の施設に文化センターを置き、各国の大使と接触を持ち始める。セリーナがトロントに戻った事実にジューンは動揺し、湧き上がる怒りのままストーカーまがいの行動で彼女に付きまとう。一方リディアは一連の事件やジャニーンの訴えで今までの自分に疑問を感じ、ローレンスに侍女システムの改良を進言するが却下される。この否定で疑問を確信に変えたリディアは侍女たちのために決起する……。

以下ネタバレ注意

 

#3 ネタバレ注意

紫のドレス
前回のラストで、大きなスクリーンで娘ハンナの姿を観たジューンは、ハンナがピンクではなく紫色の服を着ていたことに動揺する。
紫の服には、どんな意味があるのか?
ルークと話しをするため、動き出す。

リリー
ルークと連絡を取るため、モイラは国境近辺で秘密裏に活動する女性グループの存在をジューンに明かす。
ジューンは、モイラに協力してもらい女性グループの1人に会いに行く。
待ち合わせに現れたリリーという女性は、フレッドと交換された女性の1人だった。
彼女から、ギレアドの人々にメッセージを送る活動をしていた。

メーディ
リリーのグループは、ノーマンズランドの近くの森の小屋を基点にしていた。
小屋の中には、ギレアドから救出した女性達と、活動により命を落とした女性達の写真が壁に貼られていた。
ジューンは、メーディの名は聞いていたが、それはギレアドで暮らしながら希望を持ち続けるための嘘だと思っていたと語る。
彼女らは、旗も何も持たず、小さい前哨基地を様々な場所に置き、情報収集し、必要なものをギレアドに密かに送り届けていたと話す。
ジューン自身もメーディの一員だと説明を受ける。

マッケンジー最高司令官
マークに連れられセリーナは、ローレンス司令官を訪ねるが、マークは外で待つよう告げられる。
部屋には、マッケンジー最高司令官と妻、ニックと妻ローズも現れた。
マッケンジー司令官は、フレッド殺害犯がジューンだと知っており、そのために大勢が協力していたことも把握していた。
マッケンジー司令官の妻が、ローレンスの再婚について話をすると、ローレンスは再婚するつもりはないと答える。しかし、マッケンジーから「独身男性には指導者としての地位は無い。」と言われてしまう。
決まずい沈黙が続いたため、セリーナはアグネス(=ジューンの娘のハンナ)に会わせてもらったことを感謝する。マッケンジーは、悪魔(=ジューン)からアグネスのような天使が生まれたことが理解できないと話す。そして、ジューンを“癌”と例え、切除する必要があると語る。

協力者
ジューンとモイラは、メーディの小屋でギレアドに送る服に、地図等の品々を縫い付ける作業を手伝っていた。
メンバーのサムから、司令官殺害のための粉末のヒ素も送ると説明される。
突如、小屋の外が騒がしくなり、ジューン達も駆けつけると、突如現れたギレアドのガーディアンに大勢が銃を向けているところだった。
彼が暗号を言えずに慌てていると、後ろからレイチェルという女性が飛び出してきて、彼(ジョナ)は味方だと説明する。
立ち去ろうとする男性に、ジューンがギレアドに戻る理由を尋ねると「妻と子供がいるから放っておけない。」と答えた。

監視
ニックは、外で待つマークのもとへ行き、ジューンにローズのことを話したいと伝える。マークは、ニックへの申し出について考えたか尋ねるが、ニックは今は考えられないと答える。ちょうどその時、マッケンジー司令官が現れる。
マッケンジーは、自分の友人であるウォートン司令官の娘の夫であるニックを見守っていると話す。

セリーナとローレンス
セリーナは、ローレンスに彼の亡くなった妻エレノアが好きだったと話す。
ローレンスはセリーナの失った指を観て、フレッドは弱く、誤った男らしさ故の過ちだったと話す。
セリーナは、ギレアドで未婚男性は影響力が無いというマッケンジーの話を肯定する。
しかし、ローレンスは権力のための結婚はうまくいかないと答える。
セリーナのおなかの赤ちゃんが蹴りはじめ、ローレンスが彼女のおなかを触り、笑顔になる。

ジャニーン
ジャニーンは、一命を取りとめるが、意識不明のままだった。
リディアおばは、パットナム夫人に依頼し、アンジェラとともに病室に来てもらう。
(アンジェラ=ジャニーンの産んだ娘)
リディアおばは、アンジェラへの愛でジャニーンが目覚めるかもしれないと考えていた。

ギレアドに残る選択
セリーナは、マークにギレアドに残ると告げる。
マークは、ギレアドは女性が生きていくには、あまりに危険だと説明するが、セリーナはギレアドについて長年研究をしてきたことを生かしたいと考えていた。
セリーナは、翌日の評議会に出席することに。

ニックとの電話
ついにジューン宛てにニックから電話が入る。
ハンナは無事で、葬儀以降はセリーナとは一緒にいないと説明。
紫色の服の意味は、“年頃の少女”を意味し、新たな学校へ行く準備が出来ていることを意味するという。
その学校は花嫁学校だが、ハンナはマッケンジー夫妻から愛され、強く賢い少女だと言い、ジューンを安心させようとする。
ニックは、結婚をしたことを告げ、しばらく連絡取れないと告げる。
ジューンは、ニックの幸せを祈る。

評議会
評議会に出席したセリーナは、司令官らからセリーナの専門知識を生かし、ギレアドの非公式の大使になってもらいたいと話す。
セリーナは、ギレアド内に自分の居場所が与えられると考えていたが、セリーナのような普通でない女性の居場所は、ギレアドにはないと言い、トロントでの活動を命令される。
ショックを受けながらもセリーナは、司令官らに予算やスタッフや身の安全を求め、承諾される。そして、マークと一緒にカナダに向かうことに。

待ち伏せ
ジューンらは、セリーナがトロントに戻ってくることを知らされショックを受ける。
空港から拘置所に戻るセリーナを、大勢の人がロウソクを持ち彼女を歓迎している様子が放映される。
感激したセリーナは神に感謝をするが、一台の車に行く手を阻まれてしまう。
動揺するセリーナの前に、ジューンが現れ「二度と娘に触れるな!」と叫び始める。
車をバックし、その場から走り去るが、セリーナは恐怖に震えていた。
~つづく~

 

#4 ネタバレ注意

怒りのコントロール
公園で、ジューンがニコールとブランコで遊んでいると、1人の女性が近づいてくる。
彼女はギレアド支持者で、ジューンを罵倒しはじめる。
カッとなったジューンは、彼女の喉にブランコを押してつけ、反撃する。
その後、ジューンは夫ルークと共に、セラピーを受ける。
ジューンに近づいた女性は、不妊症の女性によくあることだと説明を受けるが、2人はギレアド支持者との争いを避けるためにどうすればよいか悩んでいた。

セリーナの解放
マークは、セリーナに亡命してアメリカ国民としての保護を受けるよう提案するが、セリーナは断り、アメリカ政府からの正式に開放されることになった。
セリーナは、護衛のショーと共に車に乗り込むが、マークは慎重に行動するようアドバイスをする。
その後、セリーナはギレアドのインフォメーションセンターに到着する。建物内はリフォーム内だが、セリーナはそこに住むことになった。

ギレアド・インフォメーションセンター
マークは、ジューン達のもとに、セリーナの近況を報告する。
セリーナはアメリカ政府から解放され、トロントにある建設中のギレアドのインフォメーションセンターに住み、ギレアドの広報担当になったと説明する。
激怒するジューンに、マークは彼女は地位も予算もない状態なので、何もできないと言うが、ジューンは信用せず、セリーナを危険視していた。
その晩、ジューンは寝室を抜けだし、埋めていた銃を掘りだし、セリーナの住むインフォメーションセンターに向かう。
ロウソクを持った人々が建物に向かい歩く中、ジューンも建物に近づいていく。
窓際に立つセリーナをしばらく見つめた後、何もせず車で立ち去る。
帰宅後、ジューンはルークにインフォメーションセンターに行ったことを話す。
セリーナ殺害以外何も考えられないというジューンに、ルークは市議会や建築基準法等、別の手段でセリーナを追い出すことが出来るかもしれないと話す。

セリーナ
セリーナは国際交流をしようとするが、彼女を招待しようとした国々に対し、ギレアド側が断っていたことが判明する。
セリーナは、ローレンス司令官を問い詰めようとするが、話を濁され、南米の国と出生率について話し合うことを提案される。

案内状
ギレアド・インフォメーションセンターからの案内を見たジューンは激怒し、キャビネットの皿を叩きつける。その音で、ニコールが泣き始めてしまう。
ニコールをあやすジューンに、モイラはジューンの怒りは当然だが、今はルークのアドバイスに従うほうが良いと話す。

ルークの訪問
ルークは、ギレアドのインフォメーションセンターに1人で訪問する。
セリーナと会い、書類を取り出し、インフォメーションセンターの建築違反を15件見つかったと説明。何度か電話をすれば、この建物は閉鎖されるだろうと話す。
そして、妻のジューンが、セリーナを殺そうとしていると話し、セリーナには、この場所を去るか、ジューンに殺されるか、ハンナを取り戻す協力をするか選ぶよう迫る。
セリーナは、アグネス(=ハンナ)は愛情深い親に育てられ恵まれていると言い、ルークが娘を救出するためにギレアドに戻らなかったことで、ジューン1人が苦しんだと言い返す。カッとしたルークは、家族に近づくなと言い、もし近づいたら自分が殺すと言い、立ち去る。

支持者と反対派
セリーナが写真撮影の準備をしていると、外から争う声が聞こえてきた。
インフォメーションセンターの外で、ギレアド支持者とギレアド反対派が立ち向かい、一触即発の状態だった。
ジューンとモイラも騒動の場に近づいていく。少女を突き飛ばした男を落ち着かせようとしたモイラが殴られ、ジューンは殴った男の顔に銃を突きつける。
ジューンは、そらに向けて発砲。銃声を聞いたショーは、セリーナを安全な場所へ連れて行こうとする。
ルークは、ジューンをその場から連れ出そうと近づき、モイラの無事を確認後、2人は逃走する。曲がり角で、2人はセリーナが車に乗り込もうとするのを発見。ジューンは、銃を手にしようとするが、セリーナの大きくなったおなかを見て躊躇する。
その隙に車が発進し、セリーナは恐怖に震える。

ジャニーン
リディアおばは、ジャニーンを心配するが、ジャニーンはリディアおばの呪縛から解放され、彼女の話を聞き流すようになる。エスターに関し言い訳をしようとするリディアおばに、矛盾を指摘する。
レッドセンターに戻ったジャニーンは、リディアおばが去った後、侍女たちと再会を喜ぶ。

安全な場所
ジューンとルークが帰宅すると、ギレアドで妹を亡くした消防署の署員によって、建築基準法違反のためにギレアドのインフォメーションセンターが閉鎖されたという連絡が入る。
居場所を無くしたセリーナは、ショーに連れられて崇拝者のAlanis Wheelerの自宅へ向かうことに。セリーナを迎えたウィーラー夫人は、ひざまずいてセリーナのお腹に触れながら祈り始める。
~つづく~

ひとこと

夫の葬儀を中継したことで、有名になったセリーナ。崇拝者らも現れるが、ギレアドの司令官らは彼女の存在が邪魔になり、ギレアドに残りたいというセリーナを体よく追い出し、トロントで大使として活動するよう命令する。
いざ、活動しようとしても、ギレアドに邪魔され、思うような活動は出来ないまま。
自由の身になったとはいえ、建物を一歩出れば、狂犬ジューンが銃を持って待ち構えている。
行く当てのないセリーナが連れて行かれたのは、ウィーラー家。なんだか暗い。なんだか怖い!セリーナはどうなる?監禁?それとも?