約15年前、オハイオ州の小さな田舎町を去った女性ロキシーは今や大スターとなり、彼女の帰郷を祝うイベントに向けて町は盛り上がる。そんな町で暮らしてきた少女ディンキーもまたロキシーに憧れていたが、ディンキーは父親デントンとロキシーの間に生まれた娘である可能性があった。一方、ディンキーの同級生ジェラルドは、ディンキーに好意を抱き出す。やがて町ではロキシーの帰郷を機会に、人間関係に波紋が広がっていき……。
以下ネタバレ注意
ロケ地
集会所のシーン
131 S Main St
脚本家でプロデューサーのカレン・リー・ホプキンスの故郷であるオハイオ州クライドで撮影されている。
映画冒頭の集会所のシーン。主人公のディンキーが、自転車で到着する。
デントン・ウェッブの家
ロキシーの昔のボーイフレンドであるデントン・ウェッブの家。
妻バーバラと子供達と暮らしている。
学校
CLYDE SENIOR HIGH SCHOOL
学校名等そのまま使用している。
海辺のシーン
サンダスキー Sandusky
水辺のシーンは、オハイオ州サンダスキー(エリー湖)で。
背景のゴミ箱等に”CLYDE”の文字はあるが、映画用の備品。
実際のクライドは、エリー湖の湖畔ではない。
ねたばれあらすじ
ディンキー
15歳 赤ちゃんの頃養子に出される。
養父:Les Bossetti
養母:Rochelle Bossetti
湖岸のキャビンボード“アーク”で、捨て犬等の動物と過ごしている時が一番の癒し時間。養母は、ディンキーが年頃になっても女性らしいものに興味がなく、お洒落もしないことに失望している。
学校では、いじめのターゲットで、担任教師も彼女を煙たがっている様子。
新たなカウンセラー
学校に新しい指導カウンセラー、エリザベス・ザックスが赴任。彼女はディンキーの長所を見抜き、2人は親しくなっていく。
彼女は、ディンキーに外見を整え、他の生徒たちと上手く付き合えるよう励まそうとしていた。
同じクラスのジェラルドは、ディンキーに興味を持ち、ディンキーへのいじめを止めようとする。
ロキシー・カーマイル
映画女優
15年前に町を出て、ハリウッドで成功した女性。
新しい市庁舎の落成式に招待され、久々に地元に凱旋するという。
ディンキーは、ロキシーの昔の恋人であるデントンから、彼女が町を出る前に密かに出産していた事を聞き、彼女が生みの母だと確信する。
デントンは、昔の恋人であるロキシーの帰還に心ここにあらず。妻はそんな夫の様子に腹をたて、家を出て行ってしまう。
落成式当日
ロキシー到着を今か今かと待つ住人達。
デントンも慌てて服を購入。
ディンキーもドレスアップし、ロキシーを待っていたが、結局、メッセージと記念碑を届けるだけで、ロキシーが現れることはなかった。
ロキシーを母だと確信するディンキーは、彼女の関係者が乗ってきた車に乗り込もうとするが、デントンに止められ、彼女の赤ちゃんは生まれてすぐに亡くなり、埋葬したと説明を受ける。
ラスト
町は落ち着きを取り戻し、ディンキーは真実を知ったのち、ありのままの自分を愛してくれるジェラルドのもとへ向かう。
~おわり~
ひとこと
日本ではあまり知られていない地味な作品かもしれないが、ウィノナ・ライダーのキュートさが光る習作。
思春期の孤独が上手く描かれ、10代からはとても共感される作品だと思う。
ただ、ストーリーに、もうひとひねり欲しかった。
ウィノナ・ライダーは、大好きな女優さんだった。
万引き問題等色々あったけれども、今でも美しく才能ある女優に変わりない。
映画「オータム・イン・ニューヨーク」のウィノナのシーンをご堪能下さい。
なんて可愛い!
リチャード・ギアも二の線を保っていた頃。
秋のニューヨーク、今年も行けず。😢