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ラスト・バレット COLD BLOOD LEGACY La memoire du sang

ラスト・バレット(字幕版)

凄腕の殺し屋のヘンリーは、ボディガードが見張る中、大富豪のケスラーをスポーツクラブのサウナ内で殺害する。
その後、ヘンリーは、スノーモービルの事故で怪我を負った女性を発見し、山奥の自宅で介抱することに。
その女性の荷物には、携帯もIDも無く、ヘンリーは彼女が何の目的で山奥にやってきたのか問い続けるが…。

以下ネタバレあり

 

主な登場人物は、5人。
ヘンリー:ジャン・レノ演じる凄腕の殺し屋 大富豪ケスラー氏を暗殺
メロディ:足に怪我を負いヘンリーの前に現れた女性 ケスラーの娘チャーリー
カッパ:刑事 大富豪ケスラー殺害事件を担当
ブリグラー:大富豪ケスラーの側近
マルコム:プリグラーの部下 メロディを監視

グループ企業のトップ、大富豪のケスラーは、後継ぎになる男の子を期待するが、産まれたのは女の子。諦めきれず、男性名であるチャーリーと名付けてしまう。
父は、娘に愛情をそそがず、寄宿舎に入れてしまう。
母親は、記憶喪失になり入院。娘を産んだことは覚えているが、数分前のことさえ忘れてしまう状態。
チャーリー宛に定期的に父から送られてくるプレゼントは、側近のプリグラーが購入していた。

何者かから、ヘンリーにケスラー殺害依頼が入り、ケスラーが通うスポーツジムで、証拠が残らない樹脂を凍らせた弾を使い、サウナでケスラーを殺害。
ロッカーで、報酬の金を受け取り、人里離れた山の中にある自宅へ戻る。

父が殺されたことを知ったチャーリーは、犯人に復讐するため事件を調べ上げ、自身も戦うためのトレーニングをつむ。

側近のプリグラーは、次のターゲットは、後継ぎのチャーリーであると考え、部下のマルコムに、チャーリーの監視を指示。
その後、マルコムはチャーリーを見失ってしまう。

チャーリーは、殺害犯であるヘンリーに近づくため、スノーモービルでの怪我を装い、偶然山奥のヘンリーの小屋に近づこうと計画する。
思いのほか大怪我を負うが、這いながらもヘンリーの小屋に近づく。

ヘンリーは、自宅前で、足を怪我した女性を発見し、介抱する。
彼女の持ち物を調べると、携帯もIDも持たない怪しい人物で、リュックサックに銃を隠し持っていることに気づく。

チャーリーの意識が戻り、彼女の目的を追求するが、口を割らない。
女性は、メロディとだけ名乗る。(チャーリー=メロディ)
しかたなく、メロディの怪我が治るまで、小屋にとどめる。
怪我が良くなってきたころ、ヘンリーは彼女を確かめるため、ダミーの人形を小屋の前に座らせておくと、メロディは静かに銃を組み立て、足音無く近づき人形の頭を撃ち抜いた。
ヘンリーは、メロディを拷問し、メロディがケスラーの娘で復讐をしに来たことを告げる。
ヘンリーは、依頼主は電話番号だけしか知らず、次のターゲットはメロディだと話す

その後、メロディことチャーリーを追ってきたマルコム。
小屋にたどり着き、発砲したため、すぐにヘンリーに殺されてしまう。

その後、ヘンリーが油断した瞬間、薪で殴り、逃げ出すメロディ。
しかし、足のケガですぐにヘンリーに追いつかれてしまう。
絶体絶命の瞬間、ヘンリーが撃ったのは、メロディを狙う狼だった。
メロディを撃つ気がないヘンリーは、彼女の目の前で弾倉を落とす。
その瞬間、マルコムの足取りを追ってきた、カッパとプリグラーが現れ、チャーリーに銃を向けているように見えたヘンリーを撃ち殺してしまう。

チャーリーは、ヘンリーの小屋に入り、彼の唯一の遺品である「孫子の兵法」を手に取り、彼がチャーリー宛に書いた、依頼主の電話番号が書かれたメモをはさみ小屋を出る。 
~終~

 

新訂 孫子 (岩波文庫)

 

色々な点が中途半端で、もったいなかった作品。
ジャン・レノも、いくら「レオン」風とはいえ、もう少し考えて出演すれば良かったのに…と残念がっていた。
しかし、CMでドラえもんになっていたことなど思い出し、来る仕事は拒まないタイプなのかも…と勝手に納得してみた。

ネットなど検索してみたところ、平均星2.5ぐらいの評価。
私の感想もそんなところです。