かつて〈キング・オブ・シーヴズ=泥棒の王様〉として悪名をはせた大物犯罪者のブライアン。一度は暗黒街から足を洗い、平穏な生活を送っていた彼だが、愛する妻が急逝したのをきっかけに裏社会へ復帰することに。知人のバジルから、ロンドン随一の宝飾店街ハットンガーデンにある貸金庫を狙った窃盗の話を持ち掛けられたブライアンは、テリー、ケニーら、昔なじみの仲間を呼び集め、大胆不敵な犯罪計画の立案実行に取り掛かる。
以下ネタバレあり
- 実話:Hatton Garden safe deposit 窃盗事件
- 映画・ドラマ化
- 若かりし頃の映像
- ミュージカル映画「DATELINE DIAMONDS」
- 【ロケ地】Crazy Coqs
- 【ロケ地】ハットン・ガーデン
- 【ロケ地】Ovadia Jewellery
- 【ロケ地】Hatton Garden Safe Deposit Ltd.
- 【ロケ地】RIVER CAFE
- 【ロケ地】Porchester Centre
- 【ロケ地】The Bird in Hand
- ひとこと感想
実話:Hatton Garden safe deposit 窃盗事件
2015年のロンドン随一の宝飾店街ハットンガーデンでおきた窃盗事件を映画化。
犯行の被害金額は、約25億円。英国犯罪史上最高額という。
逮捕された犯人グループは、平均年齢が60歳を超す老人たちだった。
映画・ドラマ化
この事件は、何度も映像化されています。
下記以外にも、ラジオドラマ化(2017)もされています。
Hatton Garden: The Heist (2016)
The Hatton Garden Job (2017)
ドラマ「Hatton Garden」(2019)
Kenneth CranhamやDavid Hayman、Timothy Spall等の英国の有名な俳優陣が出演した作品。
ドキュメンタリー番組:Hatton Garden- The inside Story (2019)
若かりし頃の映像
映画の中で、フラッシュバックシーンとして、俳優陣の若かりし頃の出演作のワンシーンが使われています。
ブライアン・リーダーを演じたマイケル・ケインの出演作
The Italian Job (1969) :映像が、映画オープニングに使われていた。
ダニー・ジョーンズを演じたレイ・ウィンストンの出演作「Scum」(1979)
ミュージカル映画「DATELINE DIAMONDS」
映画のオープニング(メインタイトル)で使用された曲は、イギリスのロックバンドSmall Facesの「What'cha Gonna Do About It」。
この曲は、1965年にバンドが出演したミュージカル映画「DATELINE DIAMONDS」で使われてています。
映画は、英国(ハットン・ガーデン)で盗んだダイアモンドをアムステルダムに密輸する…という犯罪もので、今回の作品と重なる部分があります。
【ロケ地】Crazy Coqs
映画冒頭、ブライアン・リーダーが妻と行ったジャズクラブ。
妻が亡くなった後、バジルも連れて行く。
【ロケ地】ハットン・ガーデン
ロンドンの有名な宝石街。
名前の由来は、エリザベス1世のお気に入りのクリストファー・ハットン卿から。
【ロケ地】Ovadia Jewellery
ブライアン・リーダーが、バジルにダイアモンドについて説明するシーン。
【ロケ地】Hatton Garden Safe Deposit Ltd.
事件現場(外観)
【ロケ地】RIVER CAFE
ブライアン・リーダーたちが良く利用するカフェ。店名そのまま。
パットニー・ブリッジ駅前
【ロケ地】Porchester Centre
プール(スパ)のシーン。The Porchester Spa
ダンブルドアのプールシーン!?
【ロケ地】The Bird in Hand
映画後半、仲間と集合するイタリアン・レストラン。
店名そのまま。(警察に盗聴されている)
ひとこと感想
イギリス版オーシャンズのような、華麗な泥棒稼業を描いた作品かと想像しながら観始めるが、窃盗計画が成功した後から、仲間たちに猜疑心が生まれ、暗い展開になっていった。
実話なのだから仕方が無いが尻すぼみな印象になった。
著名な俳優らを使い切れていない…というのも残念。
個人的には、ダンブルドア校長を久々に観られて良かった。
いつまでもお元気でいて下さい。