2020年、パンデミックで不自由な生活が続く中、ラクロイの父バイロンがニューオーリンズから若い恋人マリーを連れて遊びに来る。そんな折、ペンシルベニア州のショッピングモールとカントリークラブで銃乱射事件が発生、多くの犠牲者が出る。指名手配されたのは前歴がある17歳のカイル・デニソン。2年前に事故で母を、この3月には新型コロナウイルス感染症で父を失っていた……。
以下ネタバレあり
目次
The D.C. Snipers
今回のエピソードの事件は、2002年10月ワシントン近郊で起こったThe D.C. sniper attacks (The Beltway sniper attacks）という事件を参考にしているのではと言われています。
The D.C. sniper attacks(2002)
・ジョン・アレン・ムハンマド 当時41歳
・リー・ボイド・マルボ（ジョン・リー・マルボ） 当時17歳
少年は、ムハンマドと親しくなり、“ホームレスの黒人の子供たちのためのユートピア社会を作る”と騙され、犯行に加担させられたと言われている。
実際は、身寄りのないホームレスの少年らを集め、兵士に育てようと計画していた。
ムハンマドは死刑、マルボ少年は終身刑を宣告される。
【ロケ地】最初の銃撃現場
最初の銃撃事件の現場：ニューヨーク州ピアモント
【ロケ地】ヨットハーバーでの銃撃現場
ヨットハーバーでの乱射事件の現場：Cornetta's Restaurant & Marina裏
4名死亡6人が病院に運ばれる。
主犯のハリス・フォルジャーが仕切り、若いカイル・デニソンを操り支配していると考え、カイルを揺さぶろうと計画する。
父Byron LaCroix登場
ジェス・ラクロイの父、バイロン・マクロイが、婚約者Marie Smithを連れ現れる。
義父母や娘タリ（ナタリア）は、バイロンを歓迎するが、ラクロイと父はギクシャクしている。
父は、ギャンブル依存症だったと言う設定。
（簡単なネタバレあらすじ）
主犯：ハリス・フォルジャー 38歳
コロナで失業。家賃を滞納し、お金も無く、切羽詰まっていた。
離婚した妻は、金融業界の高収入の男性と再婚。
共犯：カイル・デニソン 17歳
絵の才能があったが、父に絵を描くことを反対されていた。
2年前、最愛の母を事故で亡くす。
父もコロナで亡くし、天涯孤独となり施設に行くが、イジメられ逃げ出す。
フォルジャーは、お金に困っていたカイルに声をかけ親しくなり、大家に息子と説明し一緒に住んでいた。
フォルジャーがカイルに絵を描かせたことで、カイルは心を許し始める。
その後、家賃滞納になり家を追い出され野宿生活に。
フォルジャーは、コロナになってもお金に余裕がある裕福な人々を恨み、カイルを操り、裕福な人々への無差別殺人を計画。
最終的に、自分を見捨てお金持ちに乗り換えた元妻を殺害しようと考えていた。
FBIチームは、事件を止めるには、まだ17歳のカイルなら改心させられると考え、彼が慕っていた美術教師にカイルを説得するメッセージを送って欲しいと依頼。
カイルは、スマホでそのメッセージを聞き、心が揺らいでいく。
フォルジャーは、妻殺害をカイルに命令するが、カイルは（故意に）撃ち損じ、フォルジャーと揉め、彼を射殺。
母の祭壇に向かい、自殺を考えていた。
チームが到着し、ラクロイが彼を説得し、逮捕となる。
～つづく～
孤独な少年を、悪意ある大人が洗脳して、事件に加担させるという嫌な事件だった。
モデルになった事件では、未成年の犯人は無期懲役となったが、カイルも同じ判決となるのだろう。
施設で虐められ苦しんだカイルが、果たして刑務所でやっていけるのか？
絵を描くことを生きがいに、生きていけるようになれば良いが、その後がわからない分、心がザワザワし観終えた。
まずは、新シーズンが始まって何より！
今シーズン、ラクロイの父の結婚式でのエンディングになるのかな？
楽しみにしています。
