「怪物」と称された死刑囚リー・レイ・オリバーは、数多くの凶悪犯罪に手を染めたため、ついに致死注射による死刑執行の時を迎えた。だが、彼は死なずに死体保管室で目を覚ました。注射内の薬品が入れ替えられており、彼の死刑は偽装されたものだったのだ。そして、それは脳科学の権威であるコープランド博士の指示によるものだった。状況が上手く飲み込めないリー・レイに、博士は「自分が研究・開発しているある薬品の実験台になれば、死刑を見逃してやる」と提案する。その提案に彼は仕方なく賛成するのだった。
以下ねたばれあり
悪党やらせたらこの人!のレイ・リオッタ。
いえ、私にとってはいつまでも「フィールド・オブ・ドリームス」のシューレスジョー・ジャクソン。
ハッピーエンドでホッとしました。
テレビで放送されるのを観るまで、全く知らなかった作品ですが、なかなかの良作。
最後まで目が離せない展開で、面白かったです。
アメリカ版悪役商会に属する二人が主人公。
レイ・リオッタとウィレム・デフォー。
この二人だから、何かしでかす…なんて思いながらも、改心した死刑囚と彼を信じる博士のままで
ラストを迎えます。
意外なエンディングでしたが、ホッとしました。
脇役もなかなか粒ぞろい。
主人公の(改心した)リー・レイ・オリバーに恋したテレサ役にミシェル・ロドリゲス。
アクション女優のイメージが強いため、研究側の人間か?と思ったり
バトルが始まるのでは?と思っていましたが、最後まで恋する乙女で意外!
キャスティングが成功した作品、なのでしょうね。
リー・レイ・オリバーに撃たれ、脳の障害が残ってしまった弟の面倒をみる
兄ビル役には、「ホワイトカラー」でお馴染みのTim DeKay!
彼のその後が気になります。
少しでもあの兄弟の生活が向上するよう祈るばかりです。
やはりアメリカ版のデザインのほうがカッコいい!