引用:Netflix
2024年から2003年にタイムスリップしてしまった女子高生は、仮面をつけた殺人鬼に殺される前の元気な姿の姉と出会う。果たして彼女は、未来を壊すことなく過去を変えることができるのか?
以下、ネタバレ注意。
ロケ地
高校
Collège Stonewall Collegiate(カナダの高校)
ショッピングモール
Portage Place(カナダ・マニトバ)
橋のシーン
Selkirk Lift Bridge
2003年ファッション
2003年にタイムスリップするという設定のため、当時の流行りとして、ジューシー・クチュール等のベロアのトラックスーツやUGGブーツが衣装に使われていた。(姉サマーが緑のトラックスーツを着ている。)
ジューシー・クチュールは、パリス・ヒルトンが流行らせたと言われている。
ニコール・リッチーと出演したリアリティ番組「シンプル・ライフ」で2人がよく着ていた。
バフィー 〜恋する十字架〜
姉のサマーの部屋には、ドラマ「バフィー 〜恋する十字架〜」のポスターが貼られていた。1997年~2003年製作のヴァンパイアもの。
親殺しのパラドックス
映画「バックトゥーザフューチャー」では、過去を変えることで、主人公が消えそうになるというシーンがあった。
親殺しのパラドックスと呼ばれているものが有名だが、この映画では、タイムラインが同時に複数分岐しているという設定のため、姉が生き残った未来では主人公は産まれていないが、存在は消えることなく過去と未来を行き来出来、過去で生きていくことを選んでいた。
最近では、タイムトラベルに関して上記のような論文が発表されたようだ。
しかし、いくら科学が発達しても、タイムトラベルだけは無理だろう。
ねたばれあらすじ
20年前の未解決連続殺人事件
2003年4月18日、卒業(前)パーティーであるSpring Flingに参加していたサマー・フィールズ。友人のエミーや同級生らが連続殺人犯に殺害されたばかりで、お祝いする気持ちにはなれないまま会場にいた。
友人のクインや、元カレのイーサンにも冷たい態度を取ってしまう。
その後、サマーはマスクで顔を隠した人物に襲われ、納屋に向かって逃げるが、結果、犯人に殺害されてしまう。
20年後の現在
サマーを亡くした後、両親は子供を授かることに。
次女のルーシー・フィールズは、現在高校生。20年前の姉の事件を今も引きずる両親に不満を持っていた。町も未解決事件の影響で荒んでいた。
ルーシーは、干し草小屋で偶然タイムマシンを発見し、2003年にタイムスリップしてしまう。
2003年にタイムスリップ
ルーシーは、事件が起こる前の2003年にタイムスリップする。
自分が通っている高校へ行くと、クインがイーサンを中心にした同級生らにいじめられそうになっているのを目撃し、イーサンを突き飛ばして阻止する。
ルーシーは、クインに自分がタイムトラベラーだと打ち明け、スマホを見せる。スマホに驚いたクインは、ルーシーの言葉を信じ、ルーシーに協力することに。
20年前のフィールズ家
クインは、ショッピングモールでのバイトの前に、ルーシーを自宅であるフィールズ家まで送ってくれた。
ルーシーは、サマーの宿題を手伝う名目で家に招かれ、20年前の両親に出会うことに。
両親は穏やかで、母は娘のサマーと毎日一緒に料理をしていると楽しそうに語る。
ショッピングモールでの事件
ショッピングモールでの殺害事件が起きる直前、ルーシーはフィールズ家を飛び出し、事件現場のショッピングモールへ向かう。
事件を阻止しようとするが、ブライアンとヴァルが殺害され、当初は犠牲にならなかった警備員が殺害されてしまう。
エミー救出
ルーシーは、姉サマーに事実を伝え、次に犠牲になるエミーを救うために現場へ向かう。3人はエミーを現場から救出することに成功する。
その後ルーシーは、サマーからエミーと自分は同性愛者で愛し合っているが、自分が両親へのカミングアウトを躊躇したことで関係が悪化したと聞かされる。
Spring Fling
最後の事件現場となるSpring Flingに向かったルーシーたち。
サマーは、パーティー会場でエミーにキスし、正直な気持ちを伝える。
その後、サマーが犯人に襲われそうになるが、ギリギリのところでルーシーとクインが救出する。そこで、犯人が未来から来たクインだと判明する。
事件の真相(ネタバレ反転)
20年前の事件の犯人は、未来からタイムスリップしたクインだった。
クインは、高校時代に体験したいじめにより、人生が悲惨なものになったと考え、未来からタイムスリップし、自分をいじめた同級生らを殺害していた。
ルーシーは、クインを連れて2024年に戻り、格闘の末、クインを感電死させる。
ラスト(ネタバレ反転)
姉を救ったルーシーだったが、過去を変えたことで、未来の両親はルーシーが訪ねても誰だかわからない状態だった。
ルーシーは、未来に存在しない人間になってしまったため、2003年に戻り、サマーやクインと共に過去で人生を全うしようと決める。
その後、NASAでのインターンシップに応募する。
~おわり~
ひとこと
細かいつっこみどころは多々あるが、20年前高校生だったアメリカ人であれば楽しめる…かも。
ロックダウン中に撮影されていたようで、色々不自由だったことも考えられる。
公開が2024年になったのは不評のためかと思ったが、SAG-AFTRAのストライキが原因だったようだ。
父親役がマイケル・シャンクスに似ているな…と思ったら本人だった。
老けメイクのあとの20年前のシーンになっても、老けたままだった。
イケオジでいてほしかった。