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ナンシー・ドリューと秘密の階段 NANCY DREW AND THE HIDDEN STAIRCASE (2019)

Nancy Drew and the Hidden Staircase [DVD]

母を亡くし、父と共にシカゴから田舎町リバーハイツへ引っ越してきた16歳のナンシー・ドリュー。
ある日、ナンシーは、同級生のヘレンの叔母が暮らすツインエルム屋敷で起きた怪奇現象について調べることに。そこは、女性をめぐり兄弟が対立し、殺人事件が起きたといういわくつきの場所だった。

以下ネタバレあり

 

Nancy Drew 02: the Hidden Staircase

エドワード・ストラッテメイヤーが、書き始めた児童向けの推理小説
シリーズ化され、キャロリン・キーン名義で、複数の作家が書き、出版されている。

少女探偵ナンシー (フォア文庫)

日本では、「少女探偵ナンシー」シリーズとして有名。

 

古くから映像化もされ

 1939年 Nancy Drew... Reporter

 

 1977~1979年 シリーズ化 The Hardy Boys Nancy Drew Mysteries

 

最近では、2007年にも  "Nancy Drew"

 

 

【映画ロケーション】

冒頭のスケボーシーン:ジョージア州モンロー North Broad Street 

 

保安官事務所前、リバーハイツ・フェスティバル(出店)のシーン
Walton County Historic Courthouse モンロー裁判所前

 

(ネタバレあらすじ)

母親の死後、16歳のナンシー・ドリューと父親のカーソンは、シカゴから田舎のリバーハイツに引っ越してきた。
父カーソンは、鉄道反対派の弁護士として活動していたため、ナンシーはある夜、賛成派のウィリー・ウォートンという男性に脅迫される。
ナンシーが、友人のいじめの仕返しをしたことが大ごとになり、ナンシーは、保安官から2週間の社会奉仕活動を命じられる。
保安官事務所前での清掃中、ナンシーは怪奇現象に困っているフローラという高齢の女性と出会う。

ナンシーは、フローラの家に、彼女の孫ヘレン(ナンシーの友人をいじめた男子生徒の彼女)とともに一晩滞在することに。
夜、突然、明かりが消えたり、音楽が鳴り響いたりと奇妙なことが続き、ナンシーは、フローラとヘレンを戸棚に隠れさせた後、黒いマントを着た覆面した何者かに襲われ、ナンシーは意識を失ってしまう。

翌朝、幽霊らしき足跡をたどり、ナンシーとヘレンは、本棚の後ろにある隠し部屋と外につながる秘密の通路を発見する。
隠し部屋には、家の中の照明を操作できるスイッチや、小道具等があり、怪奇現象は、幽霊ではなく人間の仕業だと確信する。
その後の調べで、エアコンを通じ、幻覚を引き起こすものが(原料:ナツメグ)が、部屋に放出されていたことも判明。

ナンシーが調査を続ける中、出張中のナンシーの父と突然連絡が取れなくなる。
父が予約をしていたモーテルに行くと、父の車はあるが、部屋はもぬけの殻。
飲酒しながら受付をしている女性職員を脅し、防犯カメラを見せてもらうと、父が誘拐された様子が映っていた。

同じ頃、ナンシーの友人らは、ナツメグを大量に購入した人物を特定。
以前、ナンシーを脅したウィリー・ウォートンだと知り、ナンシーは、父を誘拐した車がウィリー・ウォートンの車だったことを思い出す。
ナンシーは、ウィリー・ウォートンが隠し部屋に父親を監禁しているだろうと考え、急いでフローラの家に戻る。

ナンシーの父とフローラは、椅子に縛り付けられ、フローラは家を売却するよう脅されていた。
そこにはなんと、父の親友であるネイトが。
莫大な借金を負ったネイトが、借金返済のために計画し、ウォートンはネイトの協力者だった。

フローラが、鉄道のために家を手放せば、町民がフローラに準ずると考え、いわくつきの家での幽霊騒ぎを考えたようだ。
話を隠れて聞いていたナンシーとヘレンで、ネイトとウォートンを攻撃し、保安官もすぐに到着、彼らは逮捕された。

翌日、ナンシー、ジョージ、ベスの3人は、ヘレンを仲間に迎え入れ、ヘレンのいとこの結婚式に合わせ、ライラック・インへ行く計画を立てる。

~終~

 

 

ライラック・ホテルの怪事件―ナンシー・ドルーミステリ〈4〉 (創元推理文庫)

ラストで話に出た“ライラック・イン”は、シリーズ4作目の“The mystery at Lilac Inn”に続く…という予告なのだろう。
続編がありそうで楽しみ!