大聖堂でレイエス神父が逆さづりの遺体となって発見された。神父の遺体には44の傷があり、血抜きがされていた。その血で床に書かれた文字から、犯人が悪魔祓いを行なったと考えるマルコム。教会が儀式の記録を出し渋る中、医師の紹介でレイエス神父から悪魔祓いを受けていたという患者ノーマンにたどり着くが……。一方、エンディコットを殺した記憶がないエインズリーは、子どもたちとギルのことで悩むジェシカを心配する。
以下ネタバレあり
【ドラマ ロケーション】
大聖堂:Cathedral of the Incarnation (NY)
父が収監中のクレアモント精神病院:Findlay Teller Apartments(NYブロンクス)
※ネタバレ注意
悪魔祓い殺人事件
被害者:レイエス神父 (44か所の刺し傷。血を抜かれ、逆さ吊りに)
容疑者:ノーマン 悪魔避けの塩に囲まれた部屋でしか暮らせない。⇒無関係
犯 人:教会内の美術品修復時、
古い絵画の絵具に使われていた鉛中毒になった絵画修復士の犯行。
※アルジェント大司教という人物が登場するが、これは「サスペリア」等
宗教的なホラー作品で有名なダリオ・アルジェント監督にかけた名前だと思う。
※ハンス・フォン・ゲルウドルフ:ドイツ軍の外科医
書籍「Feldbuch der Wundarzney ("Field book of surgery") 」(1517年)
個人的に気になるポイント
①ピート修道士
父マーティンと同じ精神病院に収監されている人物。
過激な思想が原因で修道院から追放され、大量殺人事件を起こす。
今回の事件で、父とともに助言をしてくれる人物。
自由になって息子を助けたいというマーティンに対し、聖書の勉強会に誘ってくる。
勉強会で扱うのは「出エジプト記」と言うピート修道士。
出エジプト記=映画「十戒」で有名なエジプトから脱出する物語。⇒脱獄!?
次エピソードで、ピート修道士と共に脱獄するのか?
②職場での人種差別
前エピソードで、同僚の警官から暴行を受けたJT。
上司のギルは激怒するが、JTは家族のために失職するわけにはいかないと上への報告も、組合への報告もしたくないという。
ギルの様子から、上は問題提議しなかったよう。
今後、MeTooがらみの事件など起こるのだろうか?
JTやダニ等に、嫌なことが起きないよう祈るばかり。
③母ジェシカとギル
ギルのためにジェシカは身を引こうと考え、別れを告げるが、お互い好き同志。
このまま…ということはないだろう。
二人とも幸せになってほしい。