第二次世界大戦中、ナチス・ドイツに併合されたオーストリアで、
良心的兵役拒否の立場で度重なる従軍命令に従わず、ひたすらに自分の信念を貫いた
実在の農夫フランツ・イェーガーシュテッターの生涯を描く。
以下ネタバレあり
実在の人物、フランツ・イェーガーシュテッターを描いた作品。
オーストリア出身、第二次世界大戦中にナチス・ドイツに対し、良心的兵役拒否を
行ったカトリック教会の殉教者。
2009年、ドキュメンタリー映画 "Franz Jaegerstaetter: A Man of Conscience" が
公開された。
フランツ・イェーガーシュテッターに関して知られるようになったのは
アメリカの社会学者であるGordon Zahnの書籍「In Solitary Witness」が
1964年に出版されてから。
ヒトラーやドイツのカトリック教徒の研究をしている際、イェーガーシュテッター
に関する話を聞き、感銘を受け、書き上げた作品。
作者のGordon Zahnは、ベトナム戦争を抗議するため、
”List of historical acts of tax resistance”に署名し、納税を拒否している。
映画の原作は、Erna Putzの“Franz Jägerstätter: Letters and Writings from Prison”。
【ロケーション】
ザンクト・ラデグントの家
ロケ地ではなく、実際の家の場所を紹介いたします。
妻のFranziska Jägerstätterさんは、100歳になった2週間後、2013年3月16日に
お亡くなりになられています。
娘のMariaさん、Rosaliaさん、Aloisaさんは、両親と同じ村に住んでおり
映画撮影時、父役の August Diehl、母役のValerie Pachnerとも会ったという。
映画公開前に鑑賞し、映画を気に入っていたという逸話もネットで紹介されて
いました。
すぐに心が折れ、流されるままの自分には、この映画の評価など出来ない。
確実に自分は村人側になるだろうと想像が出来た。
この歳になっても、まだ知らないことだらけ。
映画でいつも学ばせてもらっている。