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ねたばれ感想 + ロケーションの紹介

ロストガールズ LOST GIRLS

2010年、メアリー・ギルバートの娘シャナン・ギルバートが行方不明になる。

母メアリーはすぐに警察に通報するが、事務的な対応をする警察に業を煮やし

直接警察に乗りこんでいく。

メアリーの必死の嘆願に、ようやく捜査が始まるが、シャナンがコールガール

だったことが発覚した途端に、捜査がまともに進まなくなる。

シャナンの失踪から半年が過ぎた頃、ロングアイランドでコールガール4人の

白骨死体が偶然発見され、警察はようやく重い腰をあげる。

 

以下ネタバレあり

 

 

ニューヨーク州ロングアイランドエリアで実際に起きた

連続殺人事件を映画化した作品。

コミュニティサイトのCraigslistで仕事の広告を出していた女性達が主な被害者で、

被害者は十数人にのぼる。

犯人は、いまだ見つかっていない。

 

映画のラストでも書かれていたが、被害者のシャナン・ギルバートの母親の

メアリー・ギルバートは、その後、三女のサラに殺害されてしまう。

映画では数行でやんわりと書かれていたが、アメリカのニュースサイトを読むと

包丁で200回以上刺し、消火器で殴り、消火器の泡をふきかける…といったような

残忍な内容で驚いてしまった。25年の実刑になったと思われる。 

 

ガブリエル・バーンが演じているので、リチャード・ドーマン氏は

良い人役か?と思いきや、煮え切れない男でガッカリしてしまった。

メアリーが指摘した、ピーター・ハケット宅の裏にある沼地の捜索は

彼が指示した…と思いたいが、実際はどうだったのだろう?

 

映画の中では、怪しい人物として

・医師のピーター・ハケット:ギルバート家に電話をしてきた人物

・ジョセフ・ブリューワー:クレイグスリストの広告を見てシャナンを自宅に招いた人物

・ジョー・スカリス:情報提供者

・マイケル:ドライバー(事情聴取されるが、犯人ではなさそう。)

等が登場したが、実際の事件では、

サフォーク郡警察署長のジェームズ・バークも容疑者として浮上していた。

映画では遠巻きに警察関係者が関与?とにおわせるシーンもあった。

個人的には、積極的に情報提供するジョー・スカリスが不気味で仕方なかった。

 

ドライバーのマイケルを演じていたのは、James Hiroyuki Lee。

ドラマ「アンフォゲッタブル 完全記憶捜査 」のジェイ・リー役が好きだった。

どうしても、ジェイ・リーの印象が強いため、彼は犯人じゃないだろう?と

証拠もなく思い込んでいた。

(ちなみに彼の実母が日本人とのこと。)

 

初動捜査の遅れ、証拠になるはずのビデオの未提出(のち自動的に消去)は

何だったのだろう?一応、動いたが、圧力がかかったということか?

そもそも、若い女性の失踪は、決定的な証拠がない限り、真剣に捜査しないのかも

しれない。

さらに、コールガールと知ってからは、職業差別もあり、事件に巻き込まれても

仕方がないと思われているようだった。

映画を観ながらずっと、FBIの行動分析課に連絡!と本気で思っていた。

天才リード君ならば、ガルシアの情報収集ならば、何かわかったかもしれない。

(ドラマだけど)

 

主演のエイミー・ライアンが素晴らしかった。

娘を必死に探す母親というだけでなく、

皆を巻き込んでいくパワーをもった女性を演じており

観ている側の私も、巻き込まれていくのを実感した。

 

実話で、未解決のため、観終えてもスッキリできず

救われない現実を知りやるせなくなるので、元気な時に観てください。