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FLIGHT フライト (2012)

 フライト [DVD]  

Wikipediaよりあらすじ抜粋

オーランド(オーランド国際空港)からアトランタ(ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港)に向かっていた航空機が突然急降下を始めてしまった。機長のウィップ・ウィトカーは制御不能となった航空機を背面飛行させた後に地上への胴体着陸を試みた結果、乗客・乗員102名のうち96名が生還を果たした。ウィップは「奇跡のパイロット」として一躍時の人となる。ところが事故調査委員会はウィップの血液からアルコールが検出されたとして彼に過失致死罪の適用を検討していた。実はウィップはアルコール依存症でコカインの常習者だったのである。過失致死罪となれば終身刑の身となるウィップは、次第に追い詰められていく。

 

  

以下、ネタバレ感想。

 
デンゼル、ダメおやじを演じる。
実話だと聞いていたため(実際にあった航空機事故を参考にした程度のよう)、また、デンゼルらしいヒーローものか?と思ったら、冒頭からダメっぷりが炸裂。
キャビンアテンダントさんと裸な朝を迎えておりました。
やたらこの女優さんが裸で歩きまわるので、お子様の鑑賞は要注意。
アルコールが残りぼーっとしているデンゼル演じるパイロットのウィトカーは、きつけにドラッグ吸い込み、シャキッとして、空港へ向かっていました。
日本では、かならずアルコールチェックをするかと思いますが、アメリカは無いのでしょうか?

キャビンアテンダントの彼女と同じフライトに乗り込むウィトカー。
ドラッグでハイテンション。
こんなダメパイロットでも、今までやってこれたのは、抜群の操縦テクニックがあるからのよう。
機内でも慣れた手つきでアルコールをこっそり飲んでいました。

 

ところが、ダメパイロットもついに裁かれる時が。
飛行機が制御不能となり、背面飛行の後、決死の胴体着陸

 

映画の冒頭で登場したパイロットの恋人であるキャビンアテンダントを含む数名が事故で命を落とすが、大半が助かったということで、ニュースでは英雄扱い。
ところが、入院した病院で、血中からドラッグとアルコールが検出され、英雄が一転疑惑のパイロットに。

パイロット組合の代表の友人が、ウィトカーのため手を尽くそうと奔走するが、依存症から逃れられないウィトカーは、終身刑を覚悟し、法廷に臨み、全てを語りだす。

 

 

アマゾン等のカスタマーレビュー等にも書かれていたが、予告では航空機パニックのような作品として紹介されているが、どちらかというとアルコール&ドラッグ依存のパイロットが再生していくヒューマン作品。
パニックものが好きな方は後半期待外れになると思います。

偽証してくれと長年の友人(らしき)キャビンアテンダントに頼みにいったりと悪あがきをしながら、落ちるところまで落ちていくパイロット。
逃れられない状況になってようやく自分の罪を認めることが出来たことで色々なものを取り戻していく…
と、いうハッピーエンドなのですが、妙に納得いかないのは私だけ?

確かに飛行機のトラブルは、パイロットが原因ではないかもしれないが、アルコール&ドラッグ摂取で操縦したことで、何か見落としたことはなかったのか?とか、
乱気流に突っ込んでいく以外の方法はなかったのか?
乱気流に突入したことで、機体にダメージを与えたことはなかったのか?

昼寝(それもアルコールのせいで)しているせいで、見落としは無かったのか?など、直接の原因でなくても、大きな事故を起こす引き金になったことがあったのではないかと勘ぐってしまいます。

観終えてすっきり感は無く、「もっと反省せい!」と怒りたくなるけれども、弁護士やパイロット組合の代表らに言われるがままに裁判を受け、無罪になってしまったらと思えば、彼の告白はギリギリのところで、正義を果たしたことになるのかもしれないけど、でもやっぱりモヤモヤ!

 

【映画ロケーション】

(飛行場)Halls Flying Ranch Arprt-0GA0

 

撮影風景(フライトシーン)

 

撮影風景 墜落場面、ホテル等

 

撮影風景 聴聞会のシーン等