放送打ち切りから20年を経た今も熱狂的なファンを持つSF番組「ギャラクシー・クエスト」。今日もある都市で、ファン集会が開かれていた。が、招待された出演者の前に奇妙な4人組が現れ、“自分たちの星を侵略者から守って欲しい”と助けを求めてきた。最初は冗談と思った出演者たちだったが、彼らは本当の異星人で、TVでの彼らの活躍を本物と思い込み番組そのままの宇宙船も用意していた……。
以下ネタバレあり
WOWOWで放送されていたので久々に鑑賞。
あらすじ等は、あえて書きこみません。
まだご覧になっていない方は、是非一度ご覧ください。
古い作品なので、派手で美しいVFXはまだ使われていませんが、その良さがわかってもらえるはず!
ギャラクエの1ファンとして、この映画を知ってもらいたい。
Never Give Up Never Surrender!
目次
Star Trekへのオマージュ作品
海外ドラマ「スタートレック」のオマージュ満載の作品。
スタートレックファンからも、愛される作品になっている。
トカゲ・ヘッドにかけて… (ネタバレ)
「 By Grabthar's Hammer.」「グラブザーのハンマーにかけて…」
俳優アレクサンダー・デーン(アラン・リックマン)が演じるキャラクター、プロテクター号の医師のトカゲ頭のエイリアン“ドクター・ラザラス”の決め台詞。
クエレックとの別れの場面は、この映画で一番の名シーン。
続編を計画していたというが、2016年にアラン・リックマンが亡くなり、中止になったという。
だが、 Simon PeggとGeorgia Pritchettがテレビシリーズを計画中という記事を何度か見かけた。ドラマ化を楽しみに待ちたい。
七人の侍
この映画も黒澤明監督の不朽の名作「七人の侍」のプロットが使われたと言われています。
(野武士の襲撃に苦しむ百姓に雇われた7人の侍が協力し村を守るという物語。)
(西部劇リメイクが「荒野の七人」。)
ロケ地
ネズミスの自宅
映画のロケ地として、様々な作品に利用されてきた邸宅。
Galaxy Quest convention
Galaxy Quest conventionの会場シーン:Hollywood Palladium
変わった岩がある惑星
ベリリウム球を探しに行った惑星のシーン:ゴブリン・ヴァレー州立公園
映画20周年ドキュメンタリー番組
根強いファンがいるこの作品。
20周年のお祝いを兼ねて、“Never Surrender:Galaxy Quest Documentary”というドキュメンタリー番組が製作される。
監督やキャスト、この作品を愛する有名人へのインタビューが主な内容。
2019年10月のニューヨーク・コミコンで初めて上映された。
サーミアン Thermian
個人的に、様々な映画の中に登場したエイリアンで、最も愛すべきエイリアンが、サーミアン人だと思っている。
(コスプレをしたことはないが、コスプレするならサーミアン人になりたい。)
監督は、サーミアン人は、
"basically giant calamari hiding in human shape"
“人間の皮をまとったダイオウイカ”
と考えており、キャストはその考えをベースに演じていたそうだ。
また、日本では「宇宙船XL-5」として有名な人形劇(原題:FIREBALL XL5)のエイリアンの動きも参考にしたと言われており、あのようにぎこちない動きと、ぴょんぴょんした動きになったようだ。
地球のSFドラマをドキュメンタリーと信じた、どこまでもピュアなサーミアン人。
ドラマそっくりの宇宙船を作ってしまうほどの技術を持つというギャップも良い。
観て損は無し!お勧めします。