映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

犯罪都市 범죄도시 (2017)

犯罪都市(字幕版)

Wikipediaよりあらすじ抜粋

貸した金を回収するために、中国からチャン・チェンと血気盛んなウェイ・ソンラク、ヤン・テが、ソウルにやって来る。金の返済で揉めた毒蛇組の組長を殺害し、毒蛇組を乗っ取ったチャンたち3人組は、チャイナタウンを根城に、勢力拡大を図り、地元のイス組や最大勢力の暴力団組織と抗争を繰り広げ始める。
一方、ソウルのチャイナタウンを管轄とするマ・ソクト刑事は、2つの中韓暴力団が縄張り争いをしている間、地域の平和を守ろうと黒竜組の一斉検挙を計画する。

以下ネタバレ注意

 

衿川警察署の暴力団一掃作戦(2004)

2004年、ソウルの南西部にある衿川(クムチョン)警察署が扱った暴力団一掃作戦が元になった作品。
他にも、2007年4月のソウル九老区加里峰洞一帯で活動していた延辺黒蛇派32人の逮捕についても描かれている。

 

コアラフォン(고아라 폰)

韓国版Wiki「コアラフォン」

映画の設定は、2004年ということだが、登場人物たちが使用している携帯電話は、2007年から発売されているコアラフォン。

この携帯電話のCMに、女優のコ・アラさんが起用されたことで、コアラフォンという名前で呼ばるようになったと言われている。
それ以外にも、映画で使われているPCや車、紙幣に関しても、時代考証はざっくりした設定のようだ。

 

ロケ地

大林中央市

街中での撮影は、大林中央市場近辺。
映画に登場したプレッツェルパンも、市場で売られているそうだ。

 

警察病院外観

国立警察病院(국립경찰병원)
カン・ホンソクが、入院している警察病院。屋内のシーンは、別の場所だと思うが、外観は、実際の国立警察病院を映している。

 

中国料理店での取引シーン

中華料理 財龍
映画中盤、チャン・チェンがビジネスマン2人と食事をしながら取引するシーン。
ファン社長を殺したら、すぐ5億渡すと言われる。
そこに敵対する暴力団が現れ、チャン・チェンは2階の窓ガラスを突き破って逃走する。

 

空港のトイレでのバトル

映画後半の空港のトイレでのバトルシーン。
トイレの出入口は、金浦空港国際線のANAカウンター横のトイレという設定だが、トイレ内部のシーンはセット。実際のトイレは、セットよりだいぶ狭い作りだという。

また、映画「ターミネーター3」のトイレでのバトルシーンをオマージュしたものだと言われている。

 

真実の部屋

“진실의 방으로” 「真実の部屋へ」

警察での尋問中、犯罪者が口を割らずにいると、真実の部屋に連れて行かれることになる。真実の部屋に入ると、皆、何故か口を割ってしまうという設定。
監視カメラの死角でマ・ソクト刑事がボコボコにしているというコミカルなシーン。

腕一本で(動画ネタバレ注意)

マ・ドンソク演じるマ・ソクト刑事は、どんな時でも素手で闘う男。
どんなに屈強そうな男でも、彼の一撃でほぼノックダウン。
相手がナイフを持っていようが、全く動じない。
暴力シーンは苦手なのだが、マ・ドンソクの一撃はとにかく爽快。

ひとこと

先日、WOWOWで、犯罪都市の続編が放送され、早速鑑賞。
お馴染みの刑事たちを見て、1人盛り上がっていた。
前作の記事を作っておらず、まずはこちらからと入力を始めた。

とにかくオープニングが良い。
携帯で誰かと話しながら、街中でナイフを持ち一触即発の男2人を軽々と鎮圧する。
口答えをする暴力団員には鉄拳制裁。
スカッとします。
マ・ドンソクの魅力が引き立っている作品。
まだ観ていない方は是非!