ソウル・クムチョン区の警察の“強力班”に所属する刑事マ・ソクトとその上司チョン・イルマン班長は、ベトナムで自首をした韓国人犯罪者の身柄を引き取ろうと現地に飛ぶ。犯罪者はカンという男に命を狙われているので自首したと語り、カンはベトナムに来た裕福な韓国人を誘拐しては身代金を奪っていた。マ・ソクトは現地の警察に制止されながらも、カンを捕まえようと捜査を開始。だがカンは韓国に向かい、マ・ソクトは後を追う。
以下ネタバレ注意
フィリピンの韓国人観光客連続拉致殺人事件
フィリピン・マニラ等で起きた、韓国人観光客や留学生らを狙った拉致殺人事件をベースにしている。
元カジノ社長の息子の失踪事件
映画冒頭、犯人らに監禁・殺害された高利貸の息子(チェ社長)の事件は、2012年に起きた元ウォーカーヒル・カジノ社長の息子の殺害事件を参考にしていると言われている。
ゾンビ?
映画冒頭の立てこもり事件のシーン。
前回同様、今回もマ・ソクト刑事が、1人で犯人を倒して捕まえるのだが、その犯人がマ・ソクト刑事の拳を噛んで抵抗してくる。
「噛みやがって、ゾンビか?」(왜 물어, 좀비야?)と文句を言うのだが、これは、マ・ドンソクが出演したゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」へのオマージュだと言われている。
ロケ地
光州広域市内
撮影は主に、韓国・光州広域市内で。
上記動画では、撮影場所が詳しく紹介されている。
よく映る市場の交差点。(上記画像:Kakao Mapより)
NC百貨店 光州駅店
NC백화점 광주역점
身代金を狙う犯人に追われ、デパートの地下駐車場に逃げ込むシーン。
マ・ソクト刑事らは、デパート1階の入り口から店内に入り、犯人らを追う。
ひとこと
前作を観た人向けの小ネタがちりばめられ、残虐なシーンとコミカルなシーンが良い具合に織り交ざった作品だった。国をまたいでの大がかりな捜査のため、前作よりもリアルさはないが、アクション・シーンは派手さが増していた。
ベトナムでの撮影は、パンデミックにより撮影が出来ず、セットでの撮影だったと書かれていた。
既に3作目が完成し、今年公開予定だという。
新作では、韓国で凶悪事件を起こしている日本の暴力団を根絶するといった内容。
青木宗高さんや、ハリウッド作品でもお馴染みの國村淳さんが出演するようだ。
3作目予告・ポスター
人間離れした腕の太さ!!