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ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター 予習記事 衣装編②

スタジオツアーに行く前に、予習復習を兼ねて衣装に関するまとめ記事を作成しています。メインキャストは以下の記事で作成し、この記事ではホグワーツの教授らを中心にまとめています。


 

ダンブルドア教授

J.K.ローリング曰く「ダンブルドアは服が好きで、自分の容姿にうぬぼれているところがある。」。洒落男という設定のため、エリザベス女王にも刺繍を献上している刺繍作家にダンブルドア教授のローブを依頼したと言われている。
リチャード・ハリスから、マイケル・ガンボンに代わってからも、お洒落な設定は変えず、シックで上品な衣装が選ばれている。
ダンブルドアといえば、スモーキングキャップ。房のついた刺繍が施された美しい帽子が印象的だ。
2023/07/04追記
ダンブルドアの衣装は、大広間以外でも飾られていた。リチャード・ハリスマイケル・ガンボンジュード・ロウの衣装が並べて飾られている。

 

ルビウス・ハグリッド

原作で、モールスキンの服を着ているという設定のハグリッド。
厚手のコットン生地のモールスキンではなく、名前の通りもぐらの毛皮という設定のため、フェイクファーをモグラ型に切り取り、縫い合わせてコートを作ったという。
「アズカバンの囚人」からは、衣装が変わり森の番人をする農夫というイメージで衣装が作られ、新たにベストと厚手のズボンとブーツが作られた。
2023/07/04追記
ハグリッドの衣装は大広間以外でも、ハグリッドの小屋や禁じられた森のコーナーでも観ることが出来た。

ミネルバ・マクゴナガル教授

マクゴナガルという名前は、スコットランド的な名前のため、衣装は緑に決めたと言う。「賢者の石」での、黒のハイネックのドレスの上に、ケルト記号がデザインされたエメラルドグリーンのビロードのローブ、という衣装が印象的だった。
タータンチェック柄の部屋着も緑。ナイトキャップをかぶっている様子がとても可愛らしかった。
2023/07/04追記
マクゴナガル先生の衣装は、大広間前方に組分け帽子と並んで飾られていた。

 

セブルス・スネイプ教授

スネイプ教授を演じたアラン・リックマンからの衣装に対する要望は、①袖を細く②ボタンを沢山つける、という2点だったという。その要望通り、衣装の首元までボタンがあり、袖にも靴にもボタンがついている。また、ローブの裾に大きなスリットが入っており、動くことで裾が蛇の口のように見えるようデザインされている。
メインキャストだが、服はいつも同じものを着ている。アラン・リックマンは、スネイプの家の衣装タンスにはこの1着しかかかっていないと想像し、スネイプの人間像を作り上げていったという。
2023/07/04追記
スネイプ教授の衣装は、大広間以外にも飾られている。

マダム・ポピー・ポンフリー

ホグワーツの校医のマダム・ポンフリーの衣装は、1860年代に設立されたナイチンゲール看護婦養成学校の制服を参考にデザインされたという。
「謎のプリンス」以降、デザインを修正し、魔法使いらしく赤い大きな襟の衣装になっている。のりの効いた皺のない清潔感ある衣装で、出演シーンは少ないがとても印象に残る衣装だった。
2023/07/04追記
衣装は、大広間の左端に飾られている。

 

ポモーナ・スプラウト教授

薬草学担当のスプラウト教授の衣装は、教科そのものの“植物”のような衣装になっている。帽子は黄麻布に似た布で作られ、帽子の先から葉が生えている。
マンドレイクのような魔法植物を扱うため、使い古した厚手の手袋に、大きな耳当てを付けている。ローブもアースカラー
「死の秘宝2」では、実用的なスタイルに変更され、スモックコートのような服を着ている。マダム・ポンフリー同様、出演シーンは少ないが、マンドレイクのシーンは何度観ても楽しめる。
2023/07/04追記
スプラウト教授の衣装は、大広間に飾られている。

 

シビル・トレローニー教授

占い学のトレローニー教授の服の多くに、インドのシーシャ刺繍が使われている。
外見等に気をつかわず、髪の毛もとかさずぼさぼさなまま。未来は見えても、自分自身のことは何も見えていないという設定のようだ。
衣装は“目”がテーマになっており、ところどころに瞳の形のデザインがある。
2023/07/04追記
トレローニー教授の衣装は、大広間に飾られている。

ギルデロイ・ロックハート教授

原作では、パステルカラーの服を着ているという説明があるが、映画では似合わないと考え、スクリーンテストを行い、ブルーグレイ、からし色等の色が選ばれたという。
金の刺繍やビロード、絹のダマスク織り等、豪華に見える生地で衣装を作り、さらにそれぞれに合ったケープやクラバットも用意された。
ロックハートの書籍用の写真や、額縁入りの写真などもあり、様々な異国風の服装も用意したという。
カラーコーディネイトとしては完璧なロックハート。そりゃ女子がうっとりするはず⁉
2023/07/04追記
ロックハートの衣装は、自画像の横に置かれていた。からし色の衣装。
書籍は、図書館にまとめて飾られている。

 

ドローレス・アンブリッジ教授

教授ではなく、魔法省から送り込まれた職員として、魔女らしくない上品なシルエットの服が採用されたという。
アンブリッジを演じたイメルダ・スタウントンからの要望で、おしりを大きくするため、パットを入れたという。さらに前にもパットを入れたことで、独特なあの歩き方になったようだ。
衣装はピンクで統一され、最初の優しいピンク色から、徐々に濃い赤紫色になっていくという展開も面白かった。
小柄で丸々とした可愛らしいピンク色の服を着た女性が、実は恐ろしい人物だというギャップも素晴らしい。猫ちゃんのお皿は一枚欲しい。
2023/07/04追記
アンブリッジ先生の衣装は、2か所は確認出来た。猫の飾り皿も置かれていた。

 

フィリウス・フリットウィック教授

重要な役どころはないが、コミカルなシーンで大活躍のフリットウィック教授。
当初は、白髪の長髪で長いひげの老人で服装もいかにも魔法使いといった外見だったが、突如、センター分けの黒髪と口髭、蝶ネクタイと黒の燕尾服姿として登場。
いきなり若返ったのだが、それに関して誰もツッコまず、ハリポタWikiでも詳細が明記されていないのが残念。
呪文学の教授だが、魔法音楽教授としてのフロッグ合唱団の指揮者のインパクトが強い。「炎のゴブレット」でのロックバンドの紹介からのクラウド・サーフィングのシーンも面白かった。
教授ではあるが、一番人間らしく共感出来る教授だった。
2023/07/04追記
フリットウィック教授の衣装は、大広間のハグリッドの横に飾られている。