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ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター 予習記事 建物編①

6月16日グランドオープンするワーナーブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリー・ポッターに6月下旬に行く予定です。
個人的な予習記事をまとめました。

以下、スタジオツアーにある施設に関連する情報。

 

ハリーの部屋

プリペット通り四番地 ダーズリー家 階段下の物置部屋
おばの家で同居しているが、ハリーが唯一くつろげる空間が、物置部屋だけという状況。肩身の狭い思いをしながら暮らしているハリーの様子がわかる。

 

ダーズリー家

ダーズリー家外観
ロンドンの西にあるブラックネルにある家で撮影されているが、二作目からはスタジオ内に家を完全再現し、撮影したと言われている。
家のリビングは、息子ダードリーへの溺愛ぶりがわかるクドい(ブルジョア風)インテリアでまとめられている。ダードリーの(可笑しな)写真が沢山飾られている。
家具の大部分は、ワトフォードで購入したという。

 

ダイアゴン横丁

一作目「賢者の石」で、ルビウス・ハグリッドが、ホグワーツに入学するハリーの入学準備のために連れてきた場所が、ダイアゴン横丁。(漏れ鍋経由)
ハリーは、ここで初めて魔法界を体験することになる。
ダイアゴン横丁は、ディケンズ風の街並みをコンセプトにしており、その時代の建物が構造的に傾いていることがわかり、あえて倒れそうなほど傾いている建物が並ぶ横丁にしたと言われている。
ヴィクトリアン様式チューダー様式ジョージアン様式クイーアン様式等、異なる建築様式を取り入れ、あの雑多でユニークな街並みが完成したようだ。
何百年も前からあり、さらに永遠に存在し続けるかのような街を目指し、建築されたという。
・Potage's(不安定に高く積み上げている大鍋が店頭に。)
・Quality Quidditch Supplies(高級クィディッチ用具店)
・Madame Malkin's(ホグワーツのローブ等、洋品店
・Magic Menagerie(魔法生物の店)
・オリバンダー杖店
・ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ(双子のフレッドとジョージの店)
店の小道具探しが大変だったと担当者が語っており、大量の箒や鳥かご、瓶等を購入する際も、購入理由を説明しないようにと口止めされていたという。

 

キングスクロス駅 9と3/4番線

ホグワーツ魔法魔術学校の生徒が乗るのが、キングスクロス駅から出発するホグワーツ特急。
映画では、外観の撮影にはセント・パンクラス駅が使われている。
9と3/4番線の撮影は、キングスクロス駅の4番線と5番線の間で撮影されている。

ホグワーツ特急

ホグワーツ特急は、蒸気機関車オルトンホール号(5972号)を再利用して作られている。
機関車正面には”HOGWARTS EXPRESS”、車輪上部に“HOGWARTS CASTLE”という銘板が付けられ、車体には“HOGWARTS RAILWAYS”とペイントされている。

ホグワーツ特急のコンパートメントは、ビートルズの映画「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」(Hard Days Night)のコンパートメントを再現したと言われている。
しかし、車内販売の魔女が、まさかあんな人だったとは!(元ネタ:舞台「呪いの子」より)

2023.06.21追記
公開後、様々な動画等で紹介され、内部の詳細が分かりました。
特急内では、作品ごとのシーンが部屋ごとにまとめられているようです。

「アズカバンの囚人」のワンシーン。
スタジオツアーのホグワーツ特急内のどこかにディメンター出没。

 

ホグワーツ城 大広間

クライスト・チャーチの様式をモデルにしたデザインで、幅12メートル奥行き36メートルある大きな部屋。天井は、国会議事堂ウェストミンスター・ホールの天井をモデルにしていると言われている。
床は、本物のヨークシャーストーン(ヨークシャー産砂岩)が使われている。東京のスタジオツアーにも大広間の床が本物の石で出来ているとテレビで紹介されていた。
30メートルのテーブルや長椅子は、使い古しているように見せるために、子役たちが自分の名前や絵を自由に刻んで良いことになっていたという。

 

グリフィンドール寮談話室

狭い階段下にしか自分のスペースが無かったハリーにとって、寮の談話室は初めて暖かく心安らげる場所だと考え、大きな暖炉をまず設置したと言われている。
豪華なタペストリーが飾られ、深みのある赤い部屋にデザインされている。

貴婦人と一角獣タペストリーは、実在するタペストリーを再現したもの。
パリのクリュニー美術館にある15世紀の作品で、美術館が複製を承諾し、ポジフィルムを提供してくれたという。
その他の小道具としては、魔法界の漫画「マッドなマグル、マーチン・ミグズの冒険」シリーズの本が置かれていたという。

 

グリフィンドール寮男子寝室

中央に置かれたストーブを囲むように天蓋付きの小さなベットが置かれている。
ハリーの隠れ家であり、一番くつろげる場所として、あえて小さく作られている。
ベッドサイドのテーブルには、各自の趣味等を取り入れているようだ。
ロンのベッドサイドには、応援しているクィディッチチームのポスターやペナントが飾られており「週刊シーカー」というクィディッチ専門雑誌も置かれているという。
ネビルのベッドサイドには、植物に関する本が置かれている。
ベッドの長さは175㎝のため、シリーズ後半は足がはみ出てしまっていたようだ。

 

ホグワーツの木の橋

「アズカバンの囚人」で初めて登場するゴシック様式の木製の屋根付き橋。橋が架かる渓谷の底まで木製の梁で支えられ、歪みがあり今にも倒れそうなデザインになっている。最終的に爆破されたが、再建されたかは不明だという。

 

英国魔法省

魔法省のエントランスは、ロンドンの地下鉄の駅をイメージした、巨大地下空間にある建物のようにデザインされている。魔法省の職員らは皆ブリーフケースを持ち、日刊預言者新聞の売店や、“ミニストリー・マンチーズ”というコーヒー販売のカート等もある。

スタジオツアー公開前に、世界発の魔法省のセットがあることが紹介されているが、まさかのあのMagic is Might statueが!
映画では詳しく紹介されていなかったが、押しつぶされている人々はマグルで、ヴォルデモート政権時代に作られた像だという。石像には”MAGIC IS MIGHT”と彫られており、マグルの正当な場所を表しているという。
この石像のマグルは服を着ているが、原作では裸のマグルと表現されている。
マグルたちを踏みつけているのは、巨大な魔女と魔術師。

魔女と魔術師のデザインは、モスクワにあるラボチー・イ・コルホスニツァを参考にしたのではと言われている。

 

ウィーズリー家

通称「隠れ穴」
「秘密の部屋」で初めて登場する。
正方形の平屋の家の上に増築されていった家だという。
マグルの世界から見つからない人里離れた場所に建てられている。
家のインテリアは、あえて統一感が無いように作られ、新品の品ではなく中古品を入手しているという設定。
決してお洒落ではないが、ダイニングルーム等はごちゃごちゃながらも居心地良さそうな雰囲気があり、家族愛が感じられる印象。

ひとこと

6月末に行く予定で、今から楽しみにしている。
ガイドブックを注文しているので、それに詳しく書かれているだろうが、観る前に確認しておきたいと思い、関連書籍を読み直し、まとめてみた。
これ以外にも、色々な魔法グッズや魔法生物などもまとめていきたいが、疲れたのでまた次回。

実はコロナ渦直前に、ロンドン旅行を計画し、ロンドンのスタジオツアーに参加する予定だった。行けなくてガッカリしていたら、まさかの日本に出来てしまった。
複雑な心境だが、気軽に何度も行けるのが嬉しい。

大広間の扉を開いた途端、号泣しないよう努力します。

ハリポタでの推しは、イゴール・カルカロフ校長です。(ダームストラング専門学校)
ホグワーツ全体の推しでは、ニュート・スキャマンダー一択です。
ロックハート先生の、ダメっぷりも大好きです。

スタジオツアー当日は、怪物的な怪物の本とピケット、テディ(ニフラー)を連れて行きたいと思います。ハッフルパフOGとして何か身につけたいと思います。


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