ノーランはロペスとパトカーに同乗し、税務職員に暴行を働いたマーヴィンの自宅へ聴取に赴く。ソブリン市民団を名乗るマーヴィンは、連邦政府の法律に従わず税金も払っていなかった。マーヴィンは聴取中にノーランたちにサブマシンガンを発砲して逃走すると、SNSにテロ予告の声明を発表する。一方、ティムの妹ジェニーが警察署に現われる。ティムと絶縁状態になっている父親の余命が短く、相談したいと言い……。
以下、ロケ地他など。
様々なカメラの映像で
今回のエピソードは、様々なカメラ映像を利用した異色エピです。
ロサンゼルス市警のボディカメラ・ドライブレコーダー・防犯カメラ・スマホカメラ等が使われており、上記動画のシーンは、ブラッドフォードとルーシーのボディカメラ映像がそのまま使われています。
ソブリン市民団
今回登場したのは、ソブリン市民団を名乗り、1人でテロを実行しようとした男性。
様々なパターンがあるようだが、基本は反政府過激派グループで、アメリカに居住しているが、自分たちは'sovereign'(主権者)で、アメリカ政府の法令や訴訟手続きには従わないと主張している。
ロケ地
アンジェラがウェスリーに電話をするシーン
City Hall Park Center前
アンジェラ・ロペスが車を降り、夫ウェスリーに電話をするシーン。
左奥にLos Angeles Times Buildingが映る。
マーヴィンの車が発見された場所
ノーラン達に発砲し逃走したマーヴィン・レイノルズの所有する車が発見された場所。
ハーパーとアーロンのシーン。
Aries Prepared Beef(肉屋)の看板が映る。
エリカ・ローレンスとのシーン
マーヴィンの元恋人のエリカ・ローレンスから話を聞くシーン。
看板等はそのまま映されている。
マーヴィンが乗り込んだ船
Battleship USS Iowa Museum(海洋博物館)
ソブリン市民団を名乗り、ノーラン達を銃撃してきたマーヴィンが最後に逃げ込んだ船。
ひとことふたこと(ネタバレ注意)
ソブリン・シチズン運動がテーマのエピソード。ドラマの中でも少し語られていたが、1871年に制定されたある法律によりアメリカは国家ではなく企業に変わったと捉え、それを基に、アメリカ人は一連の連邦法の支配下にはないという考えのようだ。
陰謀論で有名なQアノンと、同じ流派といったところか。
課税は違法と考え、社会保障番号・運転免許証・車両登録などの使用を拒否、今回の犯人は違反切符も無視していた。そう聞くと、都合の良いように利用しているのでは?と思ってしまうが、本気で信じテロまで起こしてしまうとなると大問題。
警官に向かい発砲し続け、船に逃げ込んだ犯人は、結局撃たれて死亡。
いったい彼は何と戦おうとしていたのだろうか?と悲しくもなってしまう。
今回は、ブラッドフォードの妹のジェニファーや、父親が登場する。
ブラッドフォードと父との確執などが明かされていく。
上記でも紹介したが、今回は様々なカメラ映像が多様されたエピソードだった。
それゆえ、少し目が回りそうなシーンもあった。
面白いチャレンジだとは思うが、やはり観ずらい。