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汚れなき子 Liebes Kind Dear child 全6話(2023)

Netflixより抜粋
監禁されていた場所から逃げ出し、発見された正体不明の女性。捜査官たちは、事件を調べるうちに、13年前に発生した未解決の失踪事件に関する恐ろしい事実にたどり着く。

以下ねたばれ注意

 

原作

汚れなき子 (小学館文庫)

原作は、ロミー・ハウスマンの同名小説。

 

ロケ地

主にドイツのケルンを中心に撮影されたと言われている。
他には、ボン(Bonn)やヴッパータール(Wuppertal)でも撮影されている。

あらすじ(ネタバレ注意)

交通事故
森の暗い一本道、交通事故が起き、車に撥ねられた成人女性と12歳の少女が病院へ運ばれる。女性はレナという名前で、少女は娘のハンナ。ハンナから、母の血液型は、AB型のRHマイナスだと言われるが、血液型が違っていることが判明する。

ハンナ
12歳のハンナは大人びた少女で、冷静な態度で看護師らに接するが、人に会う際、危険なものを持っていないという意味で手のひらの表裏を見せてきた。窓が無い暗い部屋で暮らしたことが原因で、太陽の光を極度に眩しがり、母親と弟と3人で監禁生活を送っていたことが判明する。

レナの両親
十数年前に起きた女性失踪事件を担当していたGerd Bühling刑事は、交通事故で運ばれた女性が、失踪したレナではないかと考え、すぐにレナの両親に連絡する。
両親は、レナが運ばれた病院へ向かうが、別人だったためショックを受ける。
しかし、ハンナを見た両親は、失踪した娘の幼い頃に瓜二つだったため、自分たちの孫だと確信する。
両親から写真を見せられた刑事たちも、ハンナにそっくりな写真に驚く。

偽家族
DNA検査で、ハンナが失踪したレナの娘であること、また交通事故に遭ったレナとの血のつながりがないことが判明し、彼女は新たなレナとして誘拐された被害者だと判明する。彼女の本当の名前は、ジャスミン。犯人は、ジャスミンをレナに似せるために、髪をブロンドに染め、レナと同じ火傷の跡を作るため、焼きごてで火傷させていた。
ハンナらは、誘拐犯である“父”が作った厳しいルールの中で生活し、勉強は新たな母“レナ”(ジャスミン)が教えていた。3人は外出することは許されず、監視カメラで常時見張られ、ルールを守らないたびに虐待を受けていた。

監禁場所発見
警察は、事故現場周辺に監禁場所があると考え、警察犬を使い近くの森を捜索し、元NATOの施設で、現在は民間警備会社が使用している建物にたどり着く。
ハンナ達が監禁された部屋を発見し、弟を救出するが、犯人が設置した地雷や爆弾により多数の怪我人が出てしまう。
また、監禁場所周辺の森から次々に遺体が発見されていく。
DNA検査により、ハンナと弟は、異父姉弟だと判明する。

レナが狙われた理由
犯人にレナが狙われた理由は、亡くなった犯人の母親がレナに似ていたからだった。
また、犯人の祖父の恐ろしい過去も明らかになっていく。
異父姉弟だったのは、犯人が複数いたわけではなく、レナが誘拐された時に恋人との子を妊娠しており、その後、犯人に妊娠させられたことが原因。
3人目の子供を出産した際、レナと3人目の子供が亡くなったと考えられた。


ラスト
犯人に復讐するため、ジャスミンはあえて犯人に支配されたふりをし、ハンナとともに犯人の車に乗り、灯台のあるビーチに立ち寄るよう誘導する。
(その後の詳細は、ドラマをご覧ください。)
~おわり~

 

 

ひとこと

あまり期待せずに観始めた作品だが、すぐに釘付けになり、6話一気見してしまった。よく練られたストーリーで、最後まで飽きさせない作品。
おススメします!

 

姉弟がとても可愛い!