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CSI:ベガス S2 #17 見捨てられた少女 CSI:VEGAS “The Promise”

WOWOWより抜粋

記録的に水位が下がっているミード湖で、宝探しをしていたジェレマイアという男性が湖底のドラム缶に引っかかって救助される。ドラム缶の中に白骨化した少女の遺体があり、CSIは遺体と白いエナメル靴、1982年発行の1ドル札を回収。靴と衣服のワッペンから少女は礼拝前後だったのではと推測された。復顔して、人種不明のため全人種の肌色を混ぜて着色した写真を1982年から日曜学校を開いている教会に配布し……。

以下ネタバレ注意

 

グレッグ・サンダース登場!

CSI:科学捜査班のグレッグが登場し、CSIファンとして大喜び!
ラスベガスの歴史に詳しく、「Sin City Secrets」という本を出版していた。
相変わらずの明るいキャラクターで懐かしかった。

ミード湖

Lake Mead
ドラマでは、ここで遺体が入ったドラム缶が発見されていたが、実際のミード湖かどうかは不明。

 

ねたばれあらすじ

少女の遺体発見
発見者:ジェレマイア・ベッグ(宝探しのダイバー)
記録的に水位が下がっているミード湖で、宝探しをしていたジェレマイアというダイバーが湖底のドラム缶に引っかかり、救助されることに。
そのドラム缶の中にから、白骨化した少女の遺体が発見される。

証拠
・白骨化した遺体(8~10歳)
・白いエナメル靴
・ピンクのスエットシャツ(日曜学校のマーク)
・手袋
・髪留め
・茶色の毛髪
・ビニール袋に入った1982年発行の1ドル紙幣
・ドラム缶:青いペイントが付着⇒アルミニウム、シート、ペイント

ドラム缶
岩塩の企業
1970年代後半~1980年代前半に使用されていたもので、現在は使われていない。
世界中に出荷しており、盗まれた可能性もあり。
使用していた頃の従業員名簿を入手。

少女の顔の復元
Dr. Heather Chumani(法医学者)
身長:4フィート4インチ
体重:60~70ポンド
復元した顔写真を1980年代前から日曜学校を行っている教会へ配布。
銃弾跡:頭をかすめ、手首を貫通。至近距離からの発砲。⇒誰かを守ろうとした?

被害者の母
被害者:フィービー・ウィリアムズ
母親:ラケル・ウィリアムズ
教会で、復元した顔のチラシを見た母親が、CSIを訪問。
1982年にバス停で若い男に銃撃され、娘の遺体を奪われたと説明。
当時の警察は事件を軽視し、中途半端な報告書を作成後、捜査をしなかったと話し、警察に対し不信感を持っており、マックスに頼まれてもDNAサンプルの提出を拒否。

現場検証
過去の捜査ファイルによると、一発の銃声があったと書かれていたが、折れ曲がった髪留めから、グレッグらは複数の発砲があったのではないかと考え、現場検証へ。
フィービーが、バス停のベンチの上で立っているところを襲われたことが判明し、レーザーが示した近くのビルから、銃弾のかけらが発見される。
しかし、弾丸は損傷しすぎて、はっきりとした縞模様が確認できないため、証拠にならなかった。しかし、犯人の身長が6フィート4インチ(193㎝)と判明する。

 

母親ラケルさんの証言
マックスが、ウィリアムズ家を訪問すると、ようやく母ラケルさんが事件当時の話をしはじめた。
・教会で娘とアクセサリーを販売し、売り上げは伝道旅行の資金に。
・娘にその日の賃金として、1ドル札を渡していた。
・バス停で待っていると、10代の男に銃を向けられ、売上金を渡すよう脅され、銃撃された。
・2発目の銃弾は、娘の手を貫通し、ラケルさんの胸の中に入ったままだと説明。
 ⇒隊長の悪いラケルさんは、命を懸け、銃弾摘出手術を受ける。

摘出した弾丸
・45口径ACP弾
第二次世界大戦時代のレミントンの可能性
・1961年の未解決の酒屋強盗で使用した銃と判明。
・容疑者:マシュー・ベッグ ⇒ドラム缶を発見したダイバーと同姓

犯人逮捕
犯人:ジェレマイア・ベッグ(発見者のダイバー)
ミード湖の水位が下がったため、41年前の事件の証拠隠滅のために湖に潜った。
・ニュースで映っていた湖から回収された車のナンバープレート⇒青いペイント
 ⇒事件で使われたピックアップトラック
・岩塩会社に就職。ドラム缶を会社から盗み、売りさばいていたことが判明。
 6週間後に解雇される。
・所有している5丁の銃の中に、レミントンランド社 M1911A1。条痕一致。

ラスト
マックスは、入院中のラケルに花束を持って報告へ向かうが、彼女は亡くなっていた。
マックスは息子に頼み、生前のフィービーの顔を復元し、母ラケルとともに教会で葬儀を行う。マックスの元夫や息子、CSIのメンバーらも参列する。
~17話おわり~

 

ひとこと

コールドケースのような事件だったが、このベガスシリーズで一番のエピソードだったと思う。グレッグも登場し、コミカルなシーンもありつつ、人情味あふれる内容になっていた。
ラスベガスらしさにこだわらず、このような心に響くエピソードを続けて作っていって欲しい。