映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

星の旅人たち  THE WAY (2010)

星の旅人たち【Blu-ray】

wikipediaより抜粋

カリフォルニアの眼科医トム・エイヴリーは、ある日、自分探しの放浪の旅に出たまま疎遠になっていた1人息子ダニエルが、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の初日にピレネー山脈で嵐に巻き込まれて亡くなったと知らされる。息子の遺体を引き取りに、スペインとの国境近くのフランスの町サン=ジャンにやって来たトムは、ダニエルの遺品のバックパックを背負い、ダニエルが辿るはずだった巡礼の旅に出ることにする。

以下ロケ地紹介など

 

原案

Off the Road: A Modern-Day Walk Down the Pilgrim's Route into Spain

wikipediaより抜粋
エミリオ・エステベスによるオリジナルストーリーとジャック・ヒットによる書籍『Off the Road: A Modern-Day Walk Down the Pilgrim's Route Into Spain』に含まれるいくつかのストーリーを原案としている。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

映画は、亡くなった息子が果たせなかった聖地巡礼の旅を父親が挑戦するという内容になっています。
ユネスコ世界遺産に登録されている。
(上記動画は、映画とは関係ないものです。)

 

親子共演

主人公をトーマス(トム)・エイヴリーを演じたマーティン・シーンと亡くなった息子ダニエルを演じたエミリオ・エステベスは、実の親子。
さらに、眼科のアシスタントのドリーンを演じたレネ・エステヴェスは、マーティン・シーンの娘で、エミリオ・エステベスの妹。
この映画には出ていませんが、チャーリー・シーンも兄弟です。

 

スペイン移民

主人公を演じたマーティン・シーンの父、Francisco Estévez Martínez氏はスペイン移民。映画の聖地巡礼の最終地であるスペイン・ガリシア州出身だという。

 

オズの魔法使い

監督のエミリオ・エステベスは、映画の”喪失・共同体・信仰”というテーマについて考えているうちに、映画「オズの魔法使い」(1939年)の登場人物と類似点があることに気づいたと語っている。
サラ・マリー・シンクレア:ブリキの木こり(心臓を求める)
作家のジャック・スタントン:カカシ(脳を求める)
ヨスト:ライオン(勇気を求める)

 


ロケ地

冒頭の駅のシーン

サン・ジャン・ピエ・ド・ポール駅 Saint-Jean-Pied-de-Port
映画冒頭、主人公が降り立った駅。フランス警察のアンリ警部が迎えに来る。

 

ヨストと出会うシーン

Restaurant Oillarburu(バスク料理のレストラン)
混雑する店で、ヨストから相席を頼まれるシーン。

 

宿泊したホテル

Hôtel Continental
主人公が宿泊したホテル。巡礼の旅に出発するシーンで、ホテル入り口が映ります。

 

アンリ警部が見送りに来るシーン

Notre-Dame Gate Porte Notre-Dame

Pont, Passerelle en Bois, pour piétons
アンリ警部と別れるシーン

 

最初に宿泊する場所

ポサダ デ ロンセスバーリェス La Posada de Roncesvalles
夜遅くに到着し、ヨストと再会するシーン。
翌日の出発時にこの入り口が映る。

 

サラと出会ったホテル

Hotel Akerreta
カナダ人女性のサラ・マリー・シンクレアと出会ったホテル。

 

カスティージョ広場

Plaza del Castillo
牛追い祭りで有名なパンプローナにあるカスティージョ広場。
トムがアイスクリームを食べるシーン。
その後、またもヨストと再会。

MONUMENTO AL PEREGRINO

サンティアゴ巡礼路に記念碑の 1 つ。
徒歩や馬、ラバに乗った巡礼者のシルエットのオブジェ。

フランク神父と会うシーン

サンタ・マリア・デ・エウナテ Santa María de Eunate
手術痕を隠すためにユダヤ教のキッパー(帽子)をかぶったフランク神父と出会うシーン。遠くに映る建物は、12 世紀に建てられた八角形のカトリック 教会。

 

トムが酔って暴れるシーン

CVNE(ワイナリー)
トムが酔って暴れて、警察のお世話になるシーン。ワイナリーの中庭での撮影。

 

ブルゴス到着シーン

サンタマリア門 Arco de Santa María
絆が生まれた4人が、ブルゴスに到着するシーン。
サンタマリア門をくぐる。

ブルゴス大聖堂 Catedral de Burgos
サンタマリア門をくぐり、笑顔で大聖堂を見上げる4人。
その後、巡礼途中で出会った人々と再会する。

荷物を盗まれるシーン

Rincón de España(外観)
トムの荷物が少年に盗まれ、皆で追いかけるシーン。

 

トムの奢りで5つ星ホテルに宿泊

Parador de León
トムの奢りで、最後に4人で5つ星ホテルに宿泊するが、結局全員がトムの部屋に集まり、一緒に夜を過ごす。

 

クルス・デ・フェロ

Cruz de Ferro ALTO DE "FONCEBADÓN" Cruz de Ferro
標高、約1,500mにある史跡。
ネットでは、十字架に背を向けお供え物の石を投げると紹介されていたが、映画ではそのまま石を投げていた。

 

巡礼者の像

Monumento ao camiñante
1982年、教皇ヨハネ・パウロ2世サンティアゴ巡礼を記念し、設置されたという。
”pointing pilgrims”(指さす巡礼者)と呼ばれているようだ。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂 Catedral de Santiago de Compostela
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の終着点。

 

遺灰を撒いた場所

Santuario de la Virgen de la Barca
教会前の海岸。

ひとこと

「星の旅人たち」という邦題には納得していないが、素敵なロードムービーだった。
癒しを求む女性が好む作品だと思う。
一度はお遍路さんに挑戦してみたいと思っているが、どちらかというと「どうでしょう」寄りの旅になりそうだ。