映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

クローバーフィールド Cloverfield (2008)

クローバーフィールド(吹替版)

ニューヨークのとある高級アパート。東京への転属が決まったロブのためにサプライ・パーティが開かれている。そんな中、突然、とてつもない爆音が響き渡る。表を見ると、外では大爆発が起きている。そこに何かが飛んでくる…近くのビルに激突し、地面に落下したのは自由の女神の頭だった…。―コードネーム“Cloverfield”と呼ばれるビデオ映像。かつてセントラル・パークと呼ばれた場所で見つかったものである。

goo MOVIEより 

映画オフィシャルサイト(英語)

ロブが勤める日本企業タグルアトのWIKI

 

以下ネタバレあり

  

色々とツッコミたくなるところもありますが、とても楽しめました。 
最初は、ハッドにかなりイライラ。
友達の秘密を面白がって話すし、あんな事態になっても撮り続けているから。
結局、自分が殺されるシーンまで撮るはめに。

巨大生物の全体像が見てみたい。
映画「宇宙大戦争」よりは良いかも。
あの怪物は、地球上の微生物ウィルスにあっさり倒れちゃったし。
そういえば、映画「サイン」のエイリアンは水に弱かった。

今回の場合は、怪獣は一応退治したということになるのでしょうか。
よくわからないところが面白いのでしょう。 
本作の着想は、『ミッション:インポッシブル3』の宣伝でエイブラムスが来日した際、原宿のキディランドで見たゴジラのソフビからだったとのこと。
エイブラムスは、日本では怪獣が『文化』として根付いていることに感銘を受け、アメリカでも国民的怪獣映画を作ろうと思い立ったらしい。
しかし、どうしてもアメリカの怪獣は、エイリアンもどき。
日本の怪獣とは少し違いますね。

 

 

Slusho!
Slusho!(スラショー)は、ロブが副社長に就任するはずだった日本企業タグルアトが売っている人気清涼飲料水(らしきもの)。
海外ドラマ「HEROES」でも登場しています。
このスラショーは、タグルアト社の海底プラントで偶然発見された物質で、Slusho!の原材料となっています。
依存性があるらしく映画関連サイトによると、

some initial tests revealed accelerated cellgrowth,increased strength,increased soft muscle tissue growth,sharper eyesightbetter digestion,smoother skin, and a full-body,pleasant sensation that one of ourresearchersactually described as "a wave of pure happiness"
この物質(海底の蜜,Seabed's Nectar)は、細胞の成長が加速され、筋肉の増強、視力の発達消化能力の向上、なめらかな皮膚、純粋な幸せの波のような心地よい感覚が得られる。
と説明されています。 

タグルアトの掘削現場で爆発事件が起こり、その動画がこの映画を上映前にネット上に(映画宣伝として)流されました。
爆発で掘削現場が消えた、というよりも海の中から壊されていった風に見えます。
また、現場が海の中にすべて沈んでいった後に、何か黒いものが海の中から外へと飛んでいっているのが見えます。
クモ怪獣なのか、はたまた怪物のもとなのか。
この映画はまずここから始まっているようです。 
もしや、海底の蜜の影響で、この映画の怪物が産まれた(突然変異?)ということなのでしょうか?
それとも、油田の掘削時に映画「世界大戦争」のように怪物を蘇らせるような刺激を与えてしまったのか?
まさか、タグルアトの社長の母親(海で行方不明)が海底の蜜の影響で怪獣に…ということもある?

 

 

疑問に思ったのが、マレーナが噛み付かれたことに気づいた軍医らしき人たちが慌てて彼女を隔離部屋に連れて行き、即射殺したこと。
皆、初めて見る怪物に驚いているのに、あの軍の隔離施設らしき場所にいた人達は病状について詳しそうでした。
軍は前々からこの怪物たちについて知っていたのでしょうか。
それとも、噛まれる→怪獣になる、みたいな、ゾンビや吸血鬼的な変化があったのでしょうか? 

続編が作られているとのこと。
また同じ怪獣が別の場所で暴れるのでしょうか?
それとも同じ日の別の人々が主人公なのかな?
少しずつタグルアトの関連などもわかってくるのでしょうか?
さすが「LOST」に「HEROES」を手がけるエイブラムス。
まんまとドラマも映画もはまっております。

 

【映画ロケーション】

観覧車のシーン コニーアイランドのWonder Wheel。

 

橋のシーン ブルックリン橋(イーストサイド)

 

公園 橋の下で隠れているシーン セントラルパークのGreyshot Arch