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ワールド・オブ・ライズ  Body of Lies

ワールド・オブ・ライズ 特別版 [DVD]  

amazonより

世界を救おうとする2人の男。CIA工作員のロジャー・フェリス(ディカプリオ)と、彼の上司であるベテラン局員、エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)。
フェリスは、世界中の情報網の中枢に潜入し、現場を知らない上司にキレながらも、命を張って働く男。
一方のホフマンは、平和な自宅や安全な本部から電話一本で命令し、部下の意見は無視する冷酷な男だ。
そんな生き方も考え方も違う2人の目的はひとつ。
地球規模の爆破事件のリーダーを捕まえること。
足跡すら残さない正体不明の犯人をおびき出せるのは、「世界一の嘘」しかない。
フェリスとホフマン、そして他国の諜報部の、息もつけない頭脳戦が始まった!
果たして世界を救うのは、いったい誰のどんな嘘か--?


以下ねたばれ感想

 

ディカプリオvsラッセル・クロウの闘いを楽しめるかと思いきや、私の目を奪ったのは、マーク・ストロングが演じる ハニ・サラーム

私と同じような感想をお持ちな方が多いようで、ファンメイドの動画がいくつも。
素敵すぎて、主役二人が色褪せて…。

 

でも、カツラだったのは少し残念。

ディカプリオ演じるロジャー・フェリスに、嘘は絶対ダメ!と念押すシーン。

拷問をした(死刑をにおわせる)男に、難民キャンプにいた母親に裕福な生活を送らせていることを説明。
今後も援助すると約束し、危険な潜入捜査を受け入れさせる。
感謝させ協力させる…、よく考えると残酷。

フェリスの上司は、遠いアメリカから指示を出すエド・ホフマン。
現地のやり方や、フェリスが築き上げてきたものや経験を一切受け入れず、押し付け、非情に切り捨てるリアリスト。

ボロボロのPCを駆使し、連絡を取るフェリスに対し、ハンズフリーの携帯で子供の送迎をしたり、家でのんびりしながら冷酷な支持を出すホフマンが対照的に描かれている。
ラッセル・クロウ、役づくりとはいえちょっと太り過ぎでは?)

もっと2人の男の闘いがあるかと思いきや、ホフマンは高みの見物な立場で、あれこれ言うのみなので、観ている側が惹かれるのは、フェリスとハニばかり。
(敵役だからしょうがないのかな?)

 

ヒロイン、アイシャ役のゴルシフテ・ファラハニがとても可愛らしい!
危険な任務の日々の中で出会った、看護師の女性。
一目惚れだったのでしょうね。 

アイシャの自宅に招待されたフェリス。
アイシャのお姉さんが、厳しい質問をビシバシと。
でも、自分が姉の立場であれば、アメリカ人を警戒するにきまってる。
 アイシャを大切に思うあまり、フェリスはある罠にはまり、大ピンチに!


リドリー・スコット監督作品らしい、男くさい渋い作品です。
大満足ではないけれど、じわじわと思い返し、何度も見たくなる作品です。

しかしCIAって怖い。

そう考えると、今ニュースになっている元CIA職員の男性、亡命後、いつの間にか消えてたり…なんてことが起こりそうで怖い!

 


 

インタビュー動画を発見。
ラッセル・クロウ、ダイエットした模様。
どちらかというと風貌的には、工作員が似合うのはラッセルのほうでは?