宝石泥棒だったものの、最近では物忘れが激しい70歳のフランク(フランク・ランジェラ)。そんな彼を心配した息子ハンター(ジェームズ・マースデン)は、二足歩行ができ会話もする超高性能の介護ヘルパーロボットをプレゼントする。プログラムに基づき、常に親切丁寧にフランクに接し、健康改善に務め、やる気や生きがいを見いだすサポートをするロボット。意欲も体力も取り戻したフランクは、ロボットを相棒と感じるように。そして彼は、ロボットを巻き込んである野望をかなえようとするが……。
以下ネタバレあり
Pepperを購入しようと考えている私は、心優しきロボットの映画が大好き。
ロボットがいる日常。
介護、とまでいかなくとも、私の平凡な日常に変化を起こしてくれることを期待しつつ
すぐに飽きてしまいそうな心配もある。
家族は、ロボット購入にどちらかというと反対の考え。
夜中にふと起きたら、Pepperが目を光らせてこちらを見ていたら?とか、いちいち話しかけられてうるさく思わないか?とか、
そもそも気持ち悪いと言っている。
「家を乗っ取られたら?」
そんな高度なロボット、20万で買えやしない。
映画に登場するロボットは、家族が懸念するほどの能力はないけれど、いつでも寄り添い、健康を案じてくれる、優しきロボット。
そして、ロボットゆえ、スイッチをOFFにし、メモリーデータを消去すれば初期化出来てしまう。
元泥棒のフランクに最初は違和感あり、イライラするところもあったが、ロボットのおかげで、ほのぼの見続けていくことが出来た。
物足りなく感じる人も多いだろうが、わかりやすいコミカルな展開に安心して笑え、最後に驚かされることもあり、観終えた後にジワジワ評価が上がっていく作品でした。
脇役が意外と豪華なのが嬉しい。
そして、キャスティングが良かった。
午後ののんびりとした時間に、紅茶でものみながら、ほっこり見ていただきたい。