映画とドラマとロケ地

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ザ・ゲスト THE GUEST

ピーターソン家の長男ケイレブが戦死し、一家は悲しみから立ち直れずにいた。

ある日、ケイレブと同じ部隊にいたデヴィッドという青年が、家を訪ねてくる。

ケイレブが亡くなる前に、家族に伝えるメッセージを彼に託したという。

礼儀正しいデヴィッドを信頼した両親は、彼をしばらく迎え入れることにする。

 

以下ネタバレあり

 

 

次男のルークの顔の傷に気づいたデヴィッドは、ルークに誰にいじめられたか

聞き出し、彼らのグループが入りびたるバーへ向かう。

デヴィッドの挑発で、予想通りに絡んでくる学生らを、次々に倒し

店員には、学生への飲酒に関して脅し、ルークを連れて立ち去る。

 

その夜、デヴィッドは、長女のアナに誘われパーティーへ。

アナのバイト仲間のクリステンにしつこくする元カレを追い出したデヴィッドは

クリステンに誘われるがまま関係を持つ。

 

パーティーで知り合ったクレイグに、銃を買いたいと相談し、翌日に採掘場で

待ち合わせるが、銃の売人とクレイグを射殺し、武器を奪う。

 

デヴィッドの電話を聞いたアナは、軍へデヴィッドについて問い合わせるが

軍からは、1週間前にデヴィッドは火事で死んだと連絡が入る。

 

家族の周りでも、次々と不吉なことが続く。

父のスペンサーは、同僚が薬物の過剰摂取で死亡し、部長に昇進。

ドラッグの売人をして小銭を稼いでいたアナの恋人のジークは、

クレイグと友人を射殺した容疑で逮捕される。

アナは、家族にデヴィッドが怪しいと訴えるも、聞き入ってもらえない。

 

バーでデヴィッドから殴られたいじめっ子の一人が、ルークをからかうが

デヴィッドからいじめられっぱなしはダメだと言われたルークは反撃。

母ローラが学校から呼び出される。

校長から退学を告げられるが、同席したデヴィッドが、ルークがホモだと

からかわれたことを利用し、LGBTの生徒へのヘイトクライムだと訴え

1か月の放課後奉仕活動だけですむことになる。

 

アナが軍に連絡が入ったことで、カーヴァー少佐と特殊部隊が

ピーターソン家に現れる。

デヴィッドは、特殊部隊班を全員殺し、母ローラも殺害。

 

途中、鉢合わせをした父スペンサーも殺害。

少佐は、アナをバイト先から連れ出し、ルークのいる高校へ向かう。

遅れてレストランに来たデヴィッドは、クリステンにアナの居場所を聞くが

わからないと答えるクリステンを射殺。

去り際に、手りゅう弾を投げ、店を爆破。

 

高校へ向かう最中、少佐はアナにデヴィッドについて話をはじめる。

兄のケイレブとデヴィッドは、ある軍事実験の被験者になっており

自らに危険が及ぶ時は、関係者を皆殺しにするようプログラムされていたという。

 

2人は高校に到着するが、デヴィッドは少佐と教師を殺害。

 

アナは、デヴィッドに銃を向けるが、デヴィッドに殺されそうになる。

そこで、身を隠していたルークが、デヴィッドに切りつけ、

胸にナイフを突き刺す。

倒れこんだデヴィッドは、ルークに「正しいことをした」と褒め、

2人は外へ逃げ出す。

 

校舎は焼け落ち、中には二体の歯が無い焼死体が。

救急車で休む二人の前を、1人の消防士が足を引きずりながら出てきた。

その顔を見たアナは、ショックを受ける…。 ~エンディング~

 

 

 監督は、アダム・ウィンガード

この作品の前に製作した映画「サプライズ」(原題:You're Next)に関連する

シーンがいくつかあった。

この映画のパーティーのシーンで、映画「サプライズ」で使用していた

キツネのお面が出てきたり

別のシーンでは、壁にYou're Nextと書かれていました。

多分、他にも色々あるのかも。

 

疑問に思ったのは、デヴィッド=デヴィッドと考えて良いのかということ。

整形外科には、何のために?と考え、デヴィッド=ケイレブ?とも思えたり。

プログラミングされたとはいえ、さすがに両親は殺せない?

殺そうと思えば、アナとルークを殺せそうなのだが、死んだふりをしたのは

前回同様、焼死したことにして、改めて人生やり直すために、二人を

殺さなかったということなのか。

ケイレブの家族が羨ましくて、ケイレブに成り代わりたかったというのが

本当に本心なのだろうか?

色々考えすぎてしまう。

 

映画ロケーション

 

 いじめっ子のアメフトグループの入りびたるバー。

 

 アナがアルバイトをしていたレストラン。

 

殺害シーンは多いけれど、グロテスクな描写ではないので、

苦手な私も目をそらすことなく、観ることが出来ました。