ニューヨーク州の暗い山道で、飲酒運転していた男が、追突事故を起こす。
被害者の運転手は、何故か弁償の申し入れを断るが、ちょうどパトカーが
通りがかり、警官は飲酒運転に気づき、加害者の男性をパトカーで待機させる。
警官が、追突された車のトランクを確認していたところ、被害者の男性が
急に怒り出し、警官を射殺。
パトカーにいた男性も射殺し、車を乗り換え逃走した。
以下ネタバレあり
銃乱射事件に巻き込まれた被害者の学生が、のちに加害者となっていく
というエピソード。
①パインズ高校銃乱射事件
被害者生徒:Doug Timmins(今回の犯人)
何人もが犠牲となり、犯人は自殺するという事件に巻き込まれる。
友人スペンサーが撃たれて怪我を負い、ダグが救助をしたことで、
二人は固い絆で結ばれる。
ネット上で、ダグが被害にあった銃乱射事件に関するデマや陰謀論が
まことしやかに広がっていく。
⇒ダグは、政府が乱射事件を引き起こしたと信じるようになり
事件の日、警察の到着が遅れたことも恨んでいた。
③義理の妹への洗脳
ダグは、妹のモリー(異母兄妹)に学校は怖いところだと恐怖を与え
モリーは事件後から家庭学習を始める。
ダグは、自分がモリーを守ると言い、妹を偏った思想に洗脳していく。
④友人の死
銃乱射事件での怪我が原因で、鎮痛剤中毒になったダグの友人が
薬の過剰摂取で、亡くなってしまう。
⇒心の支えが無くなる⇒スペンサーの名を遺す⇒テロ計画
⑤妹からの紹介
大学生になったモリーは、カジノでアルバイトをしていた。
店で、ギャンブル依存症で過激な思想を持つマイク・ケラーマンと出会い、
マイクと兄ダグを引き合わせる。⇒ダグに仲間が出来る
⑥テロ計画
陰謀論を信じる仲間3人で、政府関連機関でテロを起こす計画を立てる。
⇒ダグは追突事故に巻き込まれ、動揺し警官らを射殺。⇒指名手配犯となる。
日本の場合は、せいぜい都市伝説扱いされて終わる話が
アメリカでは、信奉者が集まり、騒動に発展していく。
有名なところでは、あの大統領選の時の”民主党の小児性愛と人身売買の
悪魔的カルト集団”というデマ。
そう考えると、今回のエピソードもありそうだなと思えてくる。
今回、ダグを演じたのは、子役出身の俳優チャーリー・ターハン。
先日、テレビ東京でちょうど「アイ・アム・レジェンド」が放送されていた
ばかり。さすがの演技力。
8/10点