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ねたばれ感想 + ロケーションの紹介

これからの人生 La vita davanti a se (2020)

南イタリアの港町バーリ。

ホロコーストを生き延びたマダム・ローザは、行き場のない子どもたちを預かり

自宅のアパートで一緒に暮らしていた。

ある日マダムは、市場でひったくり被害にあうが、その後、知り合いの

ドクター・コーエンが盗んだ荷物を持って現れ、ひったくり犯の少年モモを

マダムのところで預かってほしいと頼まれてしまう。

 

以下ネタバレあり

 

 

La vita davanti a sé

原作は、Romain Garyの同名小説。(1975)

 

1977年、既に映画化されている。(監督:Moshé Mizrahi フランス映画)

1978年 アカデミー賞最優秀外国映画賞授賞

 

監督のエドアルド・ポンティは、主演のソフィア・ローレンの息子さん。

(妻は、リゾーリ&アイルズのアイルズ役で有名なサッシャ・アレクサンダー。)

イタリア男性らしくマザコンなイメージ。

 

 

【映画ロケーション】

 

マダム・ローザのものをひったくり、ルスパと取引しようと来た魚店

:Spirito Di Patate(鮮魚店

 

 マダム・ローサのアパート外観

 

 

(あらすじ)※ネタバレあり

 

南イタリアの港町バーリ。

元娼婦のマダム・ローザは、ホロコーストを生き延びた高齢のユダヤ人女性。

彼女は、わけあって親と離れ離れの少年や、娼婦の子供達を自分のアパートで

預かっていた。

ある日、市場でマダムは、黒人の少年からひったくり被害にあうが

その後、知り合いのドクター・コーエンが、その少年と盗んだ品物を持って

謝罪にやってくる。

ドクターは、少年モモをマダムのもとで預かってほしいと頼み込む。

 

最初の頃は、一緒に住んでいる少年やマダムに悪態をついていたモモだったが、

次第に心を通わせ始める。

ある日、一緒に住んでいた少年のもとに、実の母親が迎えに来た。

喜ぶ少年に対し、素直に祝福出来ないモモ。

アパートの窓から、こっそり2人が去っていく姿を見て、涙するモモ。

マダムは、黙ってモモに寄り添ってくれた。

 

高齢のマダムは、持病の他に認知症も進行しており、時々意識が飛んでいることが

あった。

アウシュビッツでの経験から、病院が嫌だというマダム。

患者は医者の実験台だと言い、たとえ治療が必要でも、病院へ連れて行かないで

ほしいと、モモに頼む。

 

その後、アパートで具合が悪くなったマダムは、救急車で病院へ運ばれ

入院することになる。

病室へモモがいくと、『どなた?』とモモに尋ねるマダム。

マダムの病気は進行していた。

モモは、マダムに助けに来ると言って病室を去り、その後、麻薬ディーラーと

縁を切り、マダムを病室から連れ出そうとする。

 

車椅子で連れ出したあと、食料品や必要なものを運びこみ、アパートの地下室で

見つからないように2人で暮らしていたが、帰宅したローラに見つかってしまう。

 

最後の場面

マダム・ローズは亡くなり、埋葬の場面に。

マダムがかつて話してくれた、かつての実家に似たミモザが咲く家の

絵葉書を埋葬場所へ置き、モモはマダムに別れを告げる。 ~終~

 

 

 

マダム・ローズとリリーが楽しそうに踊るシーンで流れていたのは

ELZA SOARESの“MALANDRO”。

踊るのが好きだった母を思い出しながら2人を見ているモモの表情が

とても印象に残っている。

 

歌曲賞と主演女優賞にノミネートされている本作品。

授賞なるか!?

 

 

9/10点 モモに幸せになってもらいたい。