1990年代、ソ連の諜報機関KGBによって造り上げられたヒットウーマンの
アナは、ターゲットらを次々に殺害していくが、ある日、CIAに捕まり
恐ろしい取引を持ち掛けられてしまう。
以下ネタバレあり
THE リュック・ベッソンな本作。
いつものパターンか…と思いながらも、結局は楽しんでしまっている。
この映画の製作中、監督がセクハラ疑惑で訴えられ、最小限の宣伝での
リリースとなり、興行収入は残念な結果に。
ファイト・コレオグラファーには、私の大好きな作品である「ボーン・
アイデンティティー」「LUCY 」、最近では日本映画「ザ・ファブル」にも
参加したアラン・フィグラルツ。
今作では、レストランでのターゲット役として出演もしている。
【映画ロケーション】
冒頭シーン。運転中のアメリカ人女性に「身元がバレた。」と電話がかかるシーン。
モスクワ (奥に見える建物は、ロシア国立歴史博物館。)
モデル・エージェントの男性が、ロシア人モデル(アナ)を探しに来た市場。
モスクワ:Кремль в Измайлово
KGBでの最初の仕事 レストランでの暗殺
モスクワ:Главпивторг
パリでの最初の暗殺:Shangri-La Hotel, Paris
親切な日本人に借りた、という携帯電話で、アレクセイ・チェンコフに
電話をかけるシーン。(ラストシーンでも映る。)
パリ:Pont des Arts
逆切れしたアナが、カメラマンを張り倒し、建物から飛び出すシーン。
ミラノ:ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
公園での三つ巴シーン:パリ・Parc Monceau(南西の端)
(ストーリー)※ネタバレあり
1980年代後半のソ連。
身寄りがないアナは、暴力的な恋人との生活から逃げ出すべく海軍に志願する。
アナの経歴に目を付けたKGB職員アレクセイに、軍事訓練1年、現場勤務4年、
その後は自由すると誘われ、生きるためにオファーを受ける。
(アレクセイと関係を持つ)
1年後、KGBの上官のオルガからの試験に何とか合格したアナは、自由を勝ち取るため
任務を続けていくが、KGB長官ワシリエフから"KGBからの解放=死"と説明され
アレクセイの言葉が嘘だったと知る。
5年後、アナはパリでファッションモデルとして活躍しながら、KGBの仕事も
遂行していた。
ある日、CIAに身元がバレたアナは、二重スパイになるよう取引を持ち掛けられ
1年働いたのち、ハワイでの生活を約束され、仕事を受けることに。
(CIAのレナードとも関係を持つ)
KGB長官ワシリエフ暗殺計画
レナードが計画したKGBの長官の暗殺を実行したアナ。
暗殺後に姿を消したアナは、KGBとCIAから追われることになる。
KGB上官オルガとの取引
オルガに、二重スパイを見抜かれたアナ。
長官暗殺計画についてオルガに伝えたところ、彼女は自分の出世のチャンス
として、暗殺計画を黙認。
その後、オルガは、長官の座を得る。
証拠のビデオ
長官の座についたオルガは、アナからメッセージに驚く。
アナは、オルガが長官暗殺を黙認した様子を盗撮しており
オルガにKGB内のアナに関するデータを消去させ、ついに自由を勝ち獲る。
~終~
撮影裏側
リュック・ベッソンがお好きな方は是非!