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CODE8 コード・エイト (2019)

CODE8/コード・エイト(字幕版)

人口の4%の人間が超能力を持って生まれる世界。

超能力者たちは、迫害を受け、貧困に苦しんでいた。

電気を操る超能力を持つコナー・リードは、病気の母親の治療費のため

日雇い労働で稼ぐが、ギリギリの状態だった。

ある日、高額の日給につられ、コナーは犯罪組織の一員になってしまう…。

 

以下ネタバレあり

 

 

 

2016年、同名タイトルの10分間の短編作品が先に公開される。

本作に登場する人物らも出てくるので、映画をご覧になった方は是非。

 

この作品は、製作費をクラウドファンディングサイトIndiegogoで集めていた。

コナー役のロビー・アメルと、ギャレット役のスティーブン・アメルが登場する

クラウドファンディングのキャンペーン動画。

2人似ているな…と思いながら観ていたが、いとこ同士だと知り納得!

 

映画撮影風景。

VFXでどのように編集されているかわかって面白い。

 

 

 

【映画ロケーション】 カナダ・オンタリオにて

 

日雇い仕事を請け負う場所:High Park Brewery

 

ギャレットとの初めての仕事の後、盗品を搬入した整備工場。

A-1 Auto Service

 

ギャレットからアラームを切って、車を盗めと言われるシーン。

P.J. O'Brien Irish Pub & Restaurant前

 

 マーカスのアジト:Waverley Hotel ※現在は、建て替えられている。

 

 

 

ネタバレあらすじ)

 

人口の約4%が、様々な超能力を持って生まれる世界。

超能力者らは迫害を受け、貧困の末、犯罪に手を染めるものも少なくない。

電気系の超能力を持つコナー・リードは、脳腫瘍を患う母親の治療費ため、

日雇い労働で稼いでいたが、日給の高さにひかれ、違法薬物を扱うマーカスの

手下のギャレットらと働き始める。

ギャレットは、コナーが能力を使いこなせるようにトレーニングさせていく。

 

組織への上納金の支払いが滞っていたマーカスに対し、ギャレットとコナーは

警察が押収した薬物の強奪計画を提案する。

強奪した薬物を売りさばけば1000万になる。

ギャレットは、組織の中でマーカスと同等の地位を、

コナーは、母の治療のため、マーカス専用のヒーラーのニアを、と要求。

マーカスは了承し、強奪計画が実行されるが、マーカスの部下たちが裏切り

コナーの仲間たちを殺害する。

 

コナーは、親身になってくれたパーク捜査官に密かに連絡を取り

マーカスのアジトを教え、警察は強制捜査でマーカスの店へ踏み込む。

店から逃げ出したマーカスらを、コナーとギャレットが待ち構え、殺害するが

ヒーラーのニアの能力が、病を治すのではなく、自分の体に相手の病を

移し替えるだけの能力だったと知る。

コナーの母の病気を治せば、ニアが代わりに脳腫瘍で死んでしまう。

コナーは、一度はニアを銃で脅し母を救おうとするも、母の最期を看取る

覚悟を決め、ニアを自由にする。

 

ギャレッドは、マーカスにかわり違法薬物を取り仕切ることに。

コナーは、母の墓前で、しばらく来られないが見守っていて欲しいと告げ

警察へ自首をしに向かう。

自由になったニアは、収監されている父の面会へ行く。

 

~終~

 

 

 

超能力者とはいえヒーローではなく、X-MENのようなミュータントな存在で

迫害され貧困に苦しんでいるという設定。

その上、超能力者の髄液を使ったサイクという違法薬物が蔓延し、

冒頭では、髄液目的で、超能力者らが監禁されている様子が映し出される。

 

主人公のコナーは、母の治療費のために犯罪に手を染めることになるが

根は母思いの優しい青年なので、最後の最後で良心が勝ち

性善説作品として終わっていく。

怒りで能力大爆発⇒皆殺し…という展開になるのか?と予想していたので

ほっとするエンディングになった。

 

自分なら、どんな能力が会ったらよいかな?と、考えていたが

相手の心を読める能力だけは持ちたくない。

人間不信になって、マーカスみたいになってしまいそう。

やはりギャレットのサイコキネシスが良いな。

家事が楽そう!