ブルのかつての恋人、弁護士のダイアナ・リンジーが、不倫相手のフレデリックの妻グレタ殺害容疑で逮捕される。ダイアナの無実を信じ、ブルは家族旅行をキャンセルし弁護を引き受ける。しかし、ダイアナに不利な状況証拠しか出てこない。チームは、グレタ殺害の動機がありそうな真犯人を探そうとするが…。
以下、ネタバレ注意
コナン・ドイルの「ソア橋」
今回の事件は、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズ「ソア橋」の設定に似た事件だったため、最初からある程度の予想はついた。
他の海外ドラマでも、似たような設定があった気がする。
「ソア橋」では、殺害されたと思われた女性が、実は愛する夫と大切な子供達を奪われた怒りから自ら命を絶ち、夫を奪った家庭教師の女性に殺人の罪を着せようと計画した事件だった。
CSI:科学捜査班 S4 #3「喪失 傷だらけの屍」
CSI:科学捜査班では、何度か風船を使ったトリックが使われていた。
シーズン4の原題“Homebodies”では、他殺に見せかけて自殺をした男性が、使用した銃を風船につなげて飛ばしていたというもの。
放送後、似たような状況で亡くなっている男性が発見され、このエピソードに触発されたのでは？とニュースになったことがあった。
海外ドラマ「リンカーン弁護士」
最近では、Netflixの海外ドラマ「リンカーン弁護士」で、真犯人がドローンを使い、証拠を海に捨てていました。
狭い日本では、風船もドローンも目撃者が現れるので、証拠隠滅には使えないでしょう。
ロケ地 別れのシーン
BEVACCO（イタリアン）
ラストで、チャンクが恋人の検事に別れを告げるシーン。
ネタバレ感想
ターゲットの人物を徹底的に叩き潰そうとする、反社会性人格障害のグレタという女性が、夫の愛人の女性に罪をなすりつけようとし、結果、命を落としてしまったという事件。ターゲットにされた女性が、ブルと以前お付き合いをしていたダイアナ・リンジーだった。
過去にも、隣に引っ越してきた若くて美人な女性に勝手に嫉妬し、デマを流し追い出してみたり、遅刻ぐせのあるグレタの娘をメンバーからはずしたバレーボールチームのコーチの車にコカインを仕込み、警察に通報したりしていた。
そんな人に逆恨みをされたら、たまったものじゃない！
今回は、無事に解決出来たから本当に良かったが、ゾッとする事件だった。
相手がどんな言い訳をしようと、不倫などするもんじゃない。
「妻とはうまくいってない」という言葉は、単なる常套句。
