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BULL 法廷を操る男 ザ・ファイナル S6 #22 さよならブル ”Goodbye”

Bull: Season Five [DVD]

WOWOWよりあらすじ抜粋

ある人物が冷酷な殺人犯と知りながら秘匿特権があるため通報できないブルは、TACの面々とともに彼の無罪評決を阻止しようと奔走する。テイラーが流した偽情報により貴重な遺物が埋まっていると思い込んだトレジャーハンターは、その人物が10年前に殺して埋めた遺体を掘り起こす。しかし、遺体は化学物質で汚損され身元特定には至らず、被疑者も浮上しない。評議を止めるすべが見つからない中、ブルは……。

以下、ロケ地等

 

ロケ地 TACのビル

One Bryant Park
TACのオフィス外観。実際は有名企業が連なるオフィスビル

 

ロケ地 ニューヨーク郡裁判所

New York County Supreme Court
ブルがオフィスを出て、裁判所を見上げるシーンで幕を閉じる。

 

Call Me Irresponsible(注:ラストの動画)

ネタバレ注意
ラストで使われたのは、トニー・ベネットの名曲「Call Me Irresponsible」。
直訳すると、”無責任(な奴)だと呼んでくれ”。
狡猾な悪人を有罪にするため、今まで積み上げてきた地位と名声を捨てたブル。築き上げたTAC(Trial Analysis Corp)をマリッサに任せ、慣れ親しんだオフィスを去っていく。
愛するオフィス、愛する裁判所を見上げ、夜のニューヨークを歩いていくラスト。
ファイナルシーズンは、色々思うところがあったが、シリーズの最終回として納得のエンディングだったと思う。

 

 

 

セクハラ問題

シリーズが終わる理由は、ブルを演じたMichael Weatherlyのセクハラ問題が大きいと言われている。当初、告発した被害者であるエリザ・ドゥシュクがクビになり、さらに彼女の評判を落とすような動きもあったようだ。しかし、奇しくも#MeToo運動が起こった時期と重なり、CBS側が慌てて示談金を払ったという顛末に。
他にも、複数の脚本家の辞職(解雇とも)や、メインキャストであるベニーの降板等、様々な問題があったようだ。

 

ひとこと

ニューヨークが舞台のコミカルな法廷ドラマで、イチオシの作品だった。
TACのメンバーが、ファミリーのようにお互いを支え合っている様子が好きだった分、ファイナルシーズンで雰囲気が一変し、重いテーマの内容が増え、残念がっていた。
最終回は、一応納得いくまとめ方だったのが救いだった。セクハラ問題等、色々あったにせよ、終わってしまうのが本当に残念。

個人的にはマリッサのボディコンシャスな衣装を毎回楽しみにしていました。
あくまでドラマの登場人物たちですが、皆の幸せを願っています。