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映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

消えない罪 The Unforgivable (2021)

Wikipediaより抜粋

ルース・スレイターは過去に犯してしまった殺人の罪で20年服役の後出所したが、世間の風は冷たく、故郷でも厳しい批判に遭う。
行き場を失ったルースは、罪を償う最後の手段として、ある理由で置き去りにしてしまい、離ればなれとなった妹を探す旅に出る。

以下ネタバレ注意

 

Unforgiven

2009年制作のイギリスのドラマ「Unforgiven」のリメイク作品。
ドラマは、2009年のRTSプログラムアワードでBest Drama Seriesを授賞している。

 

ロケ地

キャサリンが交通事故を起こした交差点

カナダ・ニューウェストミンスター

 

出所後のルースの宿泊施設

カナダ・バンクーバー キーファーストリート沿い

 

水産工場

Coldfish Seafood Company Inc.
ルースが働く水産加工工場。

 

図書館のシーン

Surrey Libraries - City Centre Branch
インターネットで妹の名前で検索をするシーン。

 

The Chapel Arts

The Chapel Arts
実際にあるアート ギャラリー兼木工スタジオ。
横に教会があるが、葬儀場として使われていた建物だという。

 

ジョン・イングラム氏のオフィス

Surrey City Hall(市庁舎)

 

レストランのシーン

Helen's Grill(バンクーバー
同僚のブレイクに、保安官を殺害して20年服役していたことを告白するシーン。

 

エミリーと待ち合わせをするシーン

Bloedel Conservatory(植物園)
キャサリンの義妹エミリーから連絡を受け、待ち合わせをした場所。

 

ピアノのリハーサル会場

The Chan Centre for the Performing Arts(バンクーバー
キャサリンのピアノのリハーサル会場。
上記動画は、チャン舞台芸術センターの公式動画で、映画とは関係ありません。

 

エミリーが監禁された倉庫

Lafarge Canada Inc.(コンクリート工場)
キャサリンの義妹エミリーが、誘拐され監禁された倉庫。

ねたばれあらすじ

仮出所
主人公:ルース・スレーター
保安官殺害の罪で20年服役し、仮釈放される。
希望していた職場では働けず、保護観察官に紹介された水産加工工場で働き始めるが、その後、建築業の仕事も見つけ、Wワークをするように。
妹宛てに手紙を書き続けるが、返事が無く、妹の所在もわからないままだった。

妹ケイティ
シアトルに住む養父母に育てられたケイティは、断片的な記憶はあるが、ルースのことを思い出せずにいた。
ルースが仮釈放の日、運転中に交通事故にあい、養父母の家に戻り療養することに。
養父母は、ルースを忘れているキャサリン(ケイティ)に、あえてルースからの手紙を渡さず、ルースについて隠し続けていた。

殺された保安官の息子たち
長男:キース
次男:スティー
キースは、父親を殺したルースが仮釈放されたことを知り、ルースの居場所を突き止め、ストーカーをしはじめる。

昔の家へ
ルースは、妹のケイティと住んでいた家を見に行く。
改装され、新たな住人が住んでいる様子を遠くから見ていると、家主であるジョン・イングラム氏に声をかけられる。
昔、この家の改装工事をしたと嘘をついたルースを、ジョンは家に招き入れる。
バス停までルースを送ったジョンは、ルースに名刺を渡す。
ルースは、妹との再会を果たすため、弁護士であるジョンに協力してもらうことに。

次男スティー
ルースが殺した保安官の次男スティーブは、ルースが働く建築現場でルースに声をかける。ルースは、スティーブが保安官の息子だと知らないまま会話をしていく。
ルースがいない間、スティーブはルースの持ち物を調べ、ケイティの写真を見つけ、携帯で写真を撮る。

マルコム夫妻との面会
ジョンのおかげでルースは、ケイティの養父母であるマイケルとレイチェルに会えることに。
養父母は、ルースのことを忘れているキャサリン(ケイティ)に、ルースのことを伝えておらず、刑務所から送り続けていた手紙も一切読ませていないと説明する。
キャサリンにとってこれが最善の方法だと言う養父母にルースが激怒し、2人も怒って出て行ってしまう。

義妹エミリー
キャサリンの義妹エミリーは、家で養父母らがルースについて話しているのを耳にし、ルースからの手紙を発見する。
ルースの手紙を読み、感動したエミリーは、ルースに連絡し、会う約束をする。
エミリーは、ルースに夕方にキャサリンがピアノのリハーサルをすることを伝える。
ルースを見張っていたスティーブは、ルースと会っていたエイミーの後を追う。

真実
エミリーと会ったルースは、ケイティへのアプローチに関して相談するため、ジョンの自宅を訪れる。しかし、ジョンは留守で、妻のリズから追い払われそうになる。
ルースの必死の様子から、リズは事件の裏に何かがあると気づき、ルースから話を聞き、保安官に発砲したのが当時5歳だった妹のケイティだと知る。
同情したリズは、ルースをピアノのリハーサル会場へ連れて行くことに。

リハーサル
キャサリン(ケイティ)は、ピアノのリハーサル中、演奏をしながら、昔を思い出していた。いつもそばにいてくれていた女性(ルース)を断片的だが徐々に思い出していく。

エイミー誘拐
ルースと直接会ったスティーブは、ルースへの復讐を考えるようになる。
帰宅したスティーブは、キースが妻とベットにいるのを目撃し、キースを殴り家を飛び出していく。頭に血が上ったスティーブは、エイミーをケイティだと勘違いしたまま誘拐。
ルースに連絡をし、エミリーを殺害すると脅迫する。
ティーブに呼び出された場所に、リズが運転する車で向かうことに。
ルースが倉庫に入ると、手足を縛られたエイミーがおり、ルースはスティーブに銃をつきつけられる。
ルースはスティーブに語り続け、スティーブはルースを射殺することが出来ず絶叫する。

ラスト
リズが通報し、現場に警察が到着。
エイミーを救出後、ルースとスティーブは警察に逮捕されるが、ルースの保護観察官も現場に到着し、ルースは釈放される。
ルースが保護観察官と現場を立ち去ろうとする時、ケイティがいることに気づく。
ケイティもルースに気づき、ルースに近づきそっと抱きつき、幼かった頃のことを思い出していく。ルースもついに妹と再会し、ケイティを愛おしく抱きしめる。
~おわり~



 

ひとこと

地味な作品で、静かに展開していく。劇的なシーンや感動のラスト、というものではないが、じわじわと琴線に触れる作品だった。
サンドラ・ブロックの抑えた演技もとてもよかった。
暗い役柄のためか、サンドラ・ブロックの演技が不自然だという感想も多いようだが、幼い妹のため20年も服役し、刑務所の中で生き延びてきたら、あのような人になるだろうと納得させられる演技だったと思う。