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ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 S5 #7 誕生 No Man's Land #8 母国 Motherland

WOWOWより抜粋

#7 誕生
セリーナに銃で脅され、訳も分からず車を運転することになったジューンは、隙を見て逃げ出すが、異変に気付いて車に戻るとセリーナが産気づいていた。病院へは行けないという彼女を、やむなく近くの納屋に連れて行ったジューンは2人の断ち切れない絆を感じる。そして男児を出産したセリーナはジューンに育ててほしいと言う。自分は「主の器」の役目を終えたという彼女に対し、ジューンはきっぱり否定する……。
#8 母国
ローレンスはニックとともに“新ベツレヘム”構想の実現にこぎ着ける。そこはカナダへの亡命者が恩赦を得て帰国し、生き別れた家族と再会できるというギレアドにありながら民主的な場所となる予定だ。ジューンが帰国すれば多くの難民も続き、アメリカの壊滅につながるともくろむローレンスは、ハンナと一緒に暮らせると約束、家族全員で移住するよう彼女に打診する。ジューンは移住に前向きになるが周りに猛反対され……。

以下ネタバレ感想


第7話は、各レビューサイトで高評価を得たエピソードだった。
セリーナを見捨てられなかったジューン、ジューンに子供を託そうとするセリーナ。
セリーナは、ジューンに何故夫のように自分を殺さなかったのか?と尋ね、ジューンは「殺せなかった。」と答えていた。

一瞬、2人でタッグを組むのかと思ったが、流石にそんなお気楽な展開は無く、第8話ではジューンに許され和解出来たと勘違いするセリーナに対し、ジューンが放った言葉が凄かった。
"I turned the other cheek. Turns out, after all this, I guess I'm a better Christian than you"

「反対の頬を向けただけ。もしかして私のほうが聖書の言葉に忠実なのかも。」
ジューンがセリーナを助けたのは、人として正しい選択をしたまで。ジューンは、セリーナを許せるわけがなかった。

ウィーラー夫妻に息子を奪われそうなセリーナは、ジューンにアドバイスを求め、ジューンはウィーラー家に戻り侍女のようにふるまい、復讐計画を立てながらチャンスを待つのだと伝える。
セリーナは、ウィーラー夫人に何を言われようと我慢をし、念願だった子供との再会を果たす。今後、セリーナは子供を連れ、お屋敷から逃走することになるのだろう。

ローレンス司令官は、長年計画していた“ニュー・ベツレヘム”を実行するために、カナダに現れ、娘ハンナを餌にジューンに島に移住しないかと勧誘する。
いまだ良い人なのか判断がつかないローレンス司令官。
島では「侍女も、首つりも無し」と説明していたが、じゃあ最初っからそうしろよとイラっとした。
子孫繁栄を口実に何でもありのギレアドなど、いつか国ごと海の底に沈んでしまえと思っている。