映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

スペクトル Spectral (2016)

Wikipediaより抜粋

東欧のモルドバで、市民と反乱軍らは共に混乱状態へと陥っていた。 その最中、アメリカ陸軍特殊部隊のデイヴィス軍曹が正体不明の敵に襲われ死亡する。兵士が装着していたゴーグルには幽霊のような「何か」が映っていた。 このような不可解な事態を解明するため、現地のCIAとデルタフォースらは国防高等研究計画局から科学者のクライン博士を派遣させる。

以下ネタバレ注意

 

Spectral: Ghosts of War

Spectral: Ghosts Of War (English Edition)

この映画の前日譚が描かれた公式のグラフィック・ノベルも発売されている。

 

ロケ地

ブダ城

ブダ城(Budavári Palota)
撮影は、主にハンガリーブダペストにて撮影され、デジタル加工されている。

 

ゲッレールト山周辺

Gellért-hegy(ブダペスト

 

Roman Bath Museum

西暦1世紀~4世紀に使われていた古代ローマ時代の浴場跡。
高架下のシーンは、こちらでの撮影のようだ。

 

ネタバレあらすじ

半透明の敵
主人公:クライン博士 国防高等研究計画局
東欧モルドバでの戦闘中、アメリカの特殊部隊の精鋭デイヴィス軍曹が正体不明の敵に襲われ死亡。装着カメラには、半透明の敵が映っていた。その正体を調査するために、クライン博士が現地に派遣されることに。
CIA職員のフラン・マディソンは、敵がクローキング(遮蔽)装置ではないかと考えていた。

デルタフォースに同行
調査のため、クライン博士とマディソンは、デルタフォースのチームに同行し、前日行方不明になった兵士らの捜索のために現地へ向かう。
クライン博士は、ハイパースペクトルカメラを装甲兵員輸送車の上部に取り付ける。
行方不明になった兵士らは、コムストック1人を除き、全員死亡していた。
コムストックは、バスタブの下に隠れて難を逃れたと説明。

廃工場へ
その後、チームはゴーストらに襲撃され、多くの死傷者を出し撤退するが、地雷により輸送車は横転し運転不能になり、近くの廃工場へ身を隠すことになる。
その工場で、彼らは二人の子供を発見する。
すぐに廃工場にもゴーストらが現れるが、工場内に撒かれた鉄クズがゴーストらを阻止していた。子供らから、父親が殺される前に、子供を守るために鉄くずを撒いていたことを教えられる。

脱出までの準備
廃工場から、空軍基地へ連絡をし、救出計画を立てることに。
クライン博士は。ハイパースペクトルカメラを大型のサーチライトを改造し、ゴーストを見つけやすいように手を加えた。また、工場にあった鉄クズを使い、ゴースト用の武器を作っていった。

ヘリでの脱出へ
救出場所は、廃工場から0.5マイル。
追ってくるゴーストに鉄クズで作った武器で攻撃しながら、何とか到着し脱出するが、子供1人と兵士らが殺されてしまう。

ボース・アインシュタイン凝縮

クライン博士は、ゴーストらがボース・アインシュタイン凝縮で出来た人工物であると推測する。
ゴーストは、壁を通り抜け、人間を一瞬で凍死させるが、鉄くずやセラミック材料を通り抜けること=攻撃することが出来ない。
クライン博士の指示のもと、一晩で即席のパルス兵器を製造する。

マサロフ発電所
クライン博士は、ゴーストを生み出しているのはマサロフ発電所だと考え、兵士らと共に昌路符発電所へ向かう。
兵士らが、ゴーストに立ち向かっている間、クライン博士とマディソンは内部の研究室へ向かう。そこには、旧政権時代の科学者らが作り上げたゴースト製造機を発見。
被験者である人間の脳と末梢神経系だけが取り出され、それらを分子レベルでスキャン。その人間をコピー(凝縮)したゴーストを作り上げていた。
クライン博士は、機械の接続を止め、ゴーストを一掃。
クライン博士とマディソンは、脳と末梢神経系だけで生かされ続けていた被験者らを安らかに眠れるよう電源を抜いていく。

ラスト
軍は、マサロフ発電所に調査チームを送り、ボース凝縮の技術を得ようとしていた。
クライン博士は、調査チームには加わらず、帰ることを選ぶ。
共に戦った兵士らは、新たな戦いへと出発する。
~おわり~

ひとこと

Netflixのおすすめに表示され鑑賞。
予想よりもはるかに面白く、完成された作品だった。
ネット上での評価は、平均6~7/10点のようだが、私は8.5点。
武器も年々進化をし、いつの日か人間が元ではないにせよ、似たようなゴースト兵器が作り出される時がくるかもしれない。