映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

すべての終わり How It Ends (2018)

Netflixより抜粋
原因不明の大異変が発生。行方不明になった妊娠中の恋人を捜すため、男は恋人の父親とともに米国横断の旅に出る。だが、行く手にはいくつもの危険が待ち受けていて...。 

以下ネタバレ注意

 

ロケ地

主な撮影地

カナダ・ウィニペグ(Winnipeg)


空港

Winnipeg Airport
ウィルが空港を出て、タクシーで婚約者の両親の家へ向かうシーン。

 

軍の通行止めの場所から先へ進むシーン

Highway59(カナダ・マニトバ)
トムが軍人を説得し、通行止めされている道を進むシーン。歩道橋が目印。

 

ウォーターパークのシーン

Skinner's Hwy 44(カナダ)
ホットドックが有名な人気店。
映画にも映ったウォータースライダーは、現在取り壊されている。

 

ネタバレあらすじ

義父との衝突
ウィルとサマンサ (サム) は、婚約中の若いカップル。サムは現在妊娠中。
ウィルは、サムの両親に結婚の許可をもらいに、シアトルから飛行機で向かい、家を訪問するが、義父トムはウィルを歓迎せず、夕食の席でついに口論になり、結婚のことも妊娠のことも告げずに、家を出てしまう。

自然災害?
翌朝、サムからウィルに電話が入るが、彼女の電話の背後から奇妙な音が続き、電話が切れる直前に「何かがおかしい。」と話していた。
空港では全便が欠航となり、空港のテレビには、アメリカの西海岸沖で地震が発生し、電力や通信機器が混乱しているというニュースが映っていた。

義父との旅
ウィルはサムの実家へ戻り、父トムと共にサムを探すために車でシアトルへ向かうことに。途中、軍隊が高速道路を封鎖していたが、トムは海兵隊士官だった経歴を生かし、兵士を説得し、通過することに成功。
その後、パトカーに止められるが、警察官に扮した人物に銃を向けられ、銃撃戦の中逃走するが、トムは肋骨を骨折してしまう。

整備士のリッキー
車の修理のため、修理工場へ立ち寄り、整備士の女性リッキーと出会う。
リッキーに2000ドルを提示し、3人で旅することになる。
食糧やガソリンを補充しながら、シアトルへ向かうが、強盗にあい、予備のガソリンを奪われてしまう。ウィルは、ガソリンを奪い返すために強盗らの車を追い、車に攻撃して横転させ、車は爆発。リッキーは、その出来事にショックを受け、1人立ち去る。

トムの死
翌日、トムの病状が悪化。ウィルは気胸になった胸に穴を開け、トムを助ける。
しかし、またもバイクの武装集団に遭遇。逃走に成功するが、トムはついに亡くなってしまう。遺体を放置することは出来ないと考えたトムは、車ごとトムを荼毘にふす。

ある家族との出会い
徒歩で移動していたウィルは、ある家族に出会う。
ウィルは、アイダホにある父の家に彼らを案内し、家を譲るかわりに車を手に入れる。
シアトルに向かうにつれ、街は火山灰だらけの状況に。
ようやくサムのアパートにたどり着くと、部屋の壁に移動先の住所が書かれたサムのメモを発見。ついにウィルは、サムと再会を果たす。

ラスト
サムは、アパートの隣人のジェレマイアーという男性と避難していた。
ジェレマイアーは、この災害は自然発生的なものではなく、巧妙に計画された攻撃だと主張する。さらに、ウィルを邪魔者だと考え殺意を抱くが、ジェレマイアーの怪しい行動を目撃していたウィルは、ジェレマイアーが銃を抜く直前に彼を撃ち、殺害する。
その直後、火山が爆発し、火砕流が起こり、ウィルはサムを連れ急いで車で逃げだす。
ギリギリの状況の中、2人は愛を伝えあう。
(災害の規模も原因もわからないまま、映画は終わる。)
~おわり~

 

ひとこと

映画では、最後までどのような災害が起こったのか、説明がないまま終わるため、最後の最後でもすっきりしないエンディングを迎えることになる。
ネット上でのレビューを読むと、皆あのラストにイラっとしている様子がうかがえる。
確かに説明不足ではあるが、地球の磁場に大きな変化があったらしき設定は感じられた。

上記、名古屋大学宇宙地球環境研究所のサイトからも、火山噴火が地磁気に関係があると説明されている。

ラストで、サムの避難先の家の上空にオーロラが出ているシーンがあった。
ここからも、地球磁場の変化があったという設定なのだとわかる。

過去360万年の間に11回は地磁気の逆転が起こったという地球。
そんな黙示録的なことが、生きている間には起こらないと信じたい。