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クロース:孤独のボディーガード CLOSE (2019)

Netflixより抜粋
高度な訓練を受けた誘拐犯から大富豪の令嬢を守るため、雇われたのは優秀なボディーガード (ノオミ・ラパス)。背後にうごめく陰謀を暴き、死地を脱することができるのか―。

以下ネタバレ注意

 

ジャッキー・デイビス

この映画の主人公は、世界有数の女性ボディーガードのJacquie Davisさんを基にした作品。

 

ロケ地

教会のシーン

St Mark's Church(イギリス)

 

ゾーイの家

Villa E(モロッコ マラケシュ郊外)

 

港のシーン

Port de Casablanca(モロッコ

 

映画スタジオ

Shepperton Studios(イギリス)

 

ねたばれあらすじ

南スーダンでの任務
主人公:サム・カールソン(Black Sky Security Management ボディガード)
ジャーナリスト2名との移動中、武装集団に襲撃されるが、撃退する。

ゾーイ・ターナー
甘やかされたお金持ちの一人娘。
父親:故エリック・ターナー ハシン・マイニング社CEO
遺言により、ハシン・マイニング社の全株式はゾーイに引き継がれることに。
ゾーイの継母リマ・ハシンは、自分の家族が設立した会社を夫に引き継がせた経緯もあり、亡き夫の遺言に納得いかずショックを受ける。

新たなボディガー
リマは、ザンビアとの取引を終わらせるため、娘ゾーイと一緒にモロッコの家(ハシン・カスバ=要塞の家)へ帰る予定をたて、移動中の娘のボディガードとしてサム・カールソンを雇う。
ロッコの家に到着すると、ゾーイは翌日までサムを雇うと言い、サムは一晩ターナー家で過ごすことになる。

武装集団
夜遅く、家のセキュリティシステムを突破し、ターナー家に武装集団が侵入。
ゾーイはサムに助け出され、2人は警察に保護され、警察署へ向かうことに。
しかし、2人を乗せた警察官らが、アラビア語でお金等について話すのを聞き、汚職警官だと判明する。
サムが警察官と戦う中、ゾーイがサムの銃で1人の警察官を射ち、モロッコの警察に追われる身となる。

脱出計画
サムとゾーイは、カサブランカのホテルに逃げ込む。
事件により、ハシン・マイニング社の株価は下落し、競合他社のシコン社に取引を奪われる可能性が出てくる。
サムの上司であるBlack Sky Security Managementのコナールも合流し、彼が用意した偽造パスポートで国外への脱出計画を立てるが、ゾーイを狙う一味がホテルに現れ、コナールを殺害し、ゾーイを拉致しようとする。
サムとゾーイは必死に戦い、犯人らを倒す。

継母リマへの疑念
国外脱出のためパスポートを入手しようと、2人はリマに会いにハシン・マイニング本社へ向かう。しかし、会社の駐車場にいたのは、ホテルで2人を襲って来た男の1人だった。(リマが黒幕か?)
男が何者か突き止めるために、サムは男の車を尾行し、マリーナに到着。
しかし、サムは男に気づかれ、一騎打ちとなり、男を殺害する。
男の財布から、彼が警察官で、財布にあったメモにはターナー家のセキュリティシステムのログイン情報が書かれていた。

シコン社からの脅迫
リマは、エレベーターで競合相手のシコン社のWatt Liから、交渉をやめないと、娘ゾーイの身の安全がおびやかされると告げられる。
同じころ、ゾーイとサムはターナー家に戻り、システムへのアクセスを試みる。
サムは、ゾーイから娘のことで嘘をつかれたと責められ、16歳で養子に出したことを告白する。娘が母親である自分を突き止めたが、娘からの電話に出られずにいると語る。
その後、システムのパスワードが意外にも、ゾーイの誕生日だったことが判明する。(リマは敵ではない?)
リマは、セキュリティシステムへのアクセスがあったことを知り、取引に署名をせず家へ向かう。

ラスト
ゾーイたちは、汚職警官や傭兵らの一味に追い詰められていた。
ヘリコプターで戻ったリマは、ゾーイに脅迫を受けていることを伝えている途中、男に襲われてしまう。リマを助けるためにゾーイは部屋を飛び出し、サムも彼女を追い、手に怪我を追いながらも、敵を倒す。
サムは任務を終え家に帰ることになり、ゾーイから養子にだしたサムの娘に必ず連絡してほしいと頼まれ、約束する。
~おわり~

ひとこと

冒頭から継母リマが悪役では?とミスリードされていき、ラストで黒幕は彼女ではなく、競合他社だったことが判明する。
黒幕の会社は取引を勝ち取るため、CEOが亡くなった今がチャンスと考え、ハシン・マイニング社の株価暴落を狙い、ゾーイを襲う計画をたてたと考えられる。

サムがゾーイを必死に守るのは、養子に出した娘と重ねたからという設定なのだろう。
ゾーイと出会ったことで、サムもようやく娘の存在を受け入れることになった。
色々とふに落ちない点もあるが、ハッピーエンドだから良しとしよう。
女性は全員生き残ったし!