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ブラックライト Blacklight (2022)

ブラックライト

WOWOWより抜粋

FBI長官直々に雇われているトラヴィスは、潜入捜査官に危険が迫った際、救出し更生させるという陰の任務を担う“フィクサー”。ある日、捜査官ダスティを救出したトラヴィスは、FBIが一般人の殺害に関与しているという情報を聞く。まさかと思うトラヴィスだが、ダスティはその事実を記者ミラにリークしようとして抹殺される。ミラとともに調査を始めたトラヴィスは、極秘プログラム“オペレーションU”の存在に迫るが……。

以下、ネタバレ注意。

 

 

ロケ地

屋内シーン

メルボルン会議場と展示場
Melbourne Convention and Exhibition Centre (MCEC)
様々な屋内でのシーンをここでまとめて撮影。
FBI長官のオフィスやミラ・ジョーンズのオフィス、近代歴史博物館など。

WTC Wharf
FBI長官であるガブリエル・ロビンソンのオフィスから見える赤い建物は、オーストラリアのメルボルンにある複合施設WTC Wharf。
上記のメルボルン会議場と展示場のヤラ川を隔てた向かいにある建物。

近代歴史博物館の外観。

シーファーズ(Seafarers Bridge)
変わったデザインの白い橋が、様々なシーンで窓の外に映りこんでいるため、全部同じ場所なのだとバレバレだった。

 

カーチェイスシーン

オーストラリア・キャンベラでの撮影

 

ねたばれあらすじ

ソフィア・フローレスひき逃げ事件
若く才能あふれる政治活動家のソフィア・フローレス
ワシントンDCでの集会では、女性と人種の平等を熱心に訴え、会場は盛り上がる。
ソフィアは、沢山の脅迫や警告を受けていたが、声をあげ続けていた。
SNSでは、彼女を支持する声があふれ、彼女を大統領にという声も出ていた。
集会後、タクシーで帰宅したソフィアは、運転手に意図的に道路側である左のドアから降ろされ、猛スピードで走ってきた車にひき逃げされ、死亡する。

ラヴィス・ブロック(主人公)
ベトナム戦争の退役軍人。
FBI長官のガブリエル・ロビンソンの元で働いていたが、孫娘が生まれ、退職して家族と過ごしたいと考えていたが、長官から退職を引き留められ、FBIの潜入捜査官のダスティ・クレーンを連れてくることが出来たら、家族と過ごせる時間を増やすと約束される。トラヴィスは、渋々仕事を引き受けることに。

ダスティ・クレーン
FBIの潜入捜査官
ジャーナリストのミラ・ジョーンズと会う約束をし、FBIを内部告発しようとしていた。
ラヴィスは、警察に逮捕されたダスティを迎えに行くが、途中で逃げられてしまう。
ダスティがミラと接触する会場で、再度彼を追うが、目の前でダスティが2人組の男らに射殺されてしまう。
死ぬ直前、ダスティはフローレス殺害の指示をしたのは、FBI長官のロビンソンだと明かしていた。

オペレーションU(ユニティ)
ミラ・ジョーンズは、ダスティから極秘プログラム“オペレーションU”に関する情報を得ていた。そのプログラムは、FBI長官のロビンソンによって作られたもので、無実の民間人殺害に関与していた。
ラヴィスは、ロビンソンに直接会いに行き。オペレーションUに関して問うが、はぐらかされ、関わるべきではないと警告され、トラヴィスの家族へ危険が及ぶと脅迫されてしまう。

口封じ
ジャーナリストのミラ・ジョーンズは、情報提供者のダスティ・クレーンが殺害され、ショックで仕事が手につかない状態だった。
心配した上司のドリュー(Drew Hawthorne)は、彼に休暇を取るよう説得し、代わりに別の記者にフローレスの謎の死に関する記事を書かせてしまう。
記事を読んだミラは激怒し、ドリューに詰め寄り、ドリューから謝罪を受ける。
ドリューは帰宅途中、怪しい車に追われ、交通事故を起こし死亡する。

家族の失踪
ラヴィスの娘と孫娘が突然行方不明に。
ラヴィスに告げず、引越しをし、幼稚園も転園し、転居先は全くわからないまま。
彼は、娘たちの失踪にロビンソンが関わっていると確信する。

ハードドライブ
ラヴィスは、ロビンソンの自宅へ行き、金庫の中にあるFBIの全ての記録が保管されているハードドライブを渡すよう脅し取る。
しかし、外には既にロビンソンの手先が到着していた。
男達を倒し、ハードドライブを持って、トラヴィスは逃走する。

オペレーションUとは
ロビンソンのハードドライブのデータから、オペレーションUは、政府支援の潜入・妨害計画であると判明する。先進テクノロジーを駆使して外国組織をスパイし、内部からその運営を妨害するといった内容。この計画は完成間近で、万が一悪者の手に渡れば、アメリカだけではなく世界全体に取り返しのつかない損害を与える可能性があると判明する。

恋愛関係
潜入捜査官だったダスティ・クレーンは、任務としてソフィア・フローレスに近づくが、彼女に本気になったことで、彼女は殺害されたことが判明。
ダスティは、彼女の死の真相を公表しようとミラに近づき、口封じのため殺されてしまった。

出頭
ラヴィスは、自分が行ってきたことは、政府の隠蔽工作の一部だとわかり、ロビンソンに出頭する以外の選択肢はないと脅す。さらに、トラヴィスに関するデータを消去するよう命令する。
ロビンソンは出頭し、犯罪を自白。
ミラ・ジョーンズは、一連の政府の陰謀に関する記事を書きあげる。
ラヴィスは引退し、証人保護プログラムの保護施設にいた娘たちと再会する。
~おわり~

 

ひとことふたこと

我らがリーアム・ニーソン様を駄作に出演させたのは一体誰?
リーアム・ニーソン様だから、この程度の作品になったけれど、それでも彼の黒歴史になったことは間違いない。
今までいろいろな映画を観てきたけれど、黒幕(それもFBI長官!)がすごすごと自ら出頭して解決するなんて、なかなか無い結末。
それとも、私が何か重大なポイントを見逃しているのでしょうか?
せめて、ダスティ・クレーンとソフィア・フローレスの悲恋で涙させるようなシーンを作って欲しかった。

 

唯一良かったことは、孫娘とのシーン。
とにかくナタリー(Gabriella Sengos)ちゃんが可愛い!

演技とはいえ、好々爺の表情になっている気がするのですが。