5人の男に暴行されたマーク・ホーガンキャンプは、瀕死の重傷を負い、昏睡状態に。
意識を取り戻すも、記憶障害を抱え、後遺症(PTSD)に苦しんでいた。
彼の心のよりどころは、自宅に作った空想の世界“マーウェン”。
“マーウェン”という村で暮らす人形のホーギー大尉と女性達が繰り広げる物語を
写真に撮り、日々楽しんでいた。
いつしか彼の写真が評価され、個展も開催されることになる。
多少ネタばれあり
2010年にドキュメンタリー映画『マーウェンコル』が製作されている。
主人公のマーク・ホーガンキャンプさんは、実在の人物。
Marwencol公式サイトもあります。
ネット上では評価が低く、ロバート・ゼメキス監督の失敗作と書かれているのを
見かけますが、全く失敗作だと思いません。
たしかに、超大作!でも、感動作でもないけれど、ミニチュア好きの私にとって
どストライクな作品で、想像力がかきたてられました。
感情移入が出来ないという酷評には、賛同できません。
撮影風景:撮影の裏側の様子が見られてとても面白い。
VFXって独学でも身につくものなのでしょうか?
<MARWENの世界>
第二次世界大戦中のベルギーという設定。
戦闘機が被弾し、不時着したアメリカ陸軍航空隊のホーギー大尉。
ハイヒールを履き、1人歩いているところを、敵のナチスの兵士5人に囲まれてしまう。
ホーギー大尉を救ったのは、MARWENという村の女性たち。
あるミルクメイドを助け、村へ連れてきたホーギー大尉。
村の女性たちも歓迎するが、ホーギー大尉を狙うナチスの銃弾に当たり
命を落としてしまう。
ホーギー大尉に付きまとう、魔女デジャ・ソリスが現れる。
教会で、ナチスの5人組に襲われていたロベルタを助ける、ホーギー大尉。
ナチスに服を破かれ、胸をはだけた状態で逃げ出す。
マーウェンの村の女性達は、マークの身近の女性がモデルになっており
外見が似た人形に同じ名前を付けている。
この動画では、ロベルタご本人登場!
ナチにつかまり、暴行を受けていたホーギー大尉。
ロベルタが、村の女性たちに声をかけ、新入りのニコルが救出アイデアを出す。
敵に笑顔で近づき油断させた女性達は、酒のかわりに火炎瓶を投げ、銃撃。
このよう大尉&村の美女とナチスの闘いが日々繰り広げられているのが
マーウェンの世界です。
同じように楽しめる人が沢山いますように!