映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

夜が明けるまで Our Souls at Night (2017)

Netflixより
それぞれの伴侶に先立たれた男と女が、互いの孤独を埋めるため、話をしながら一緒に眠る。ただそれだけでも、新しい愛が始まるには十分だった。

以下ネタバレ注意

 

原作

Our Souls at Night: A novel (English Edition)

原作は、2015年のケント・ハルフの同名小説「Our Souls at Night」。この小説が遺作となった。(2014年、間質性肺疾患のため71歳でお亡くなりに。)

 

ロケ地

ルイス・ウォーターズの自宅

 

エディー・ムーアの自宅

 

ブラウン・パレス・ホテル

 

カフェのシーン

カフェで、噂話に花を咲かせるおじいちゃん軍団のシーン。
ドーラン・ベッカーが、いい味出してました。

 

ねたばれあらすじ

未亡人エディーの提案
ある晩、ルイス・ウォーターズのもとに、近所の未亡人エディー・ムーアが訪ねてくる。エディーから、孤独な夜を過ごすもの同志として、性的なことは抜きで一緒に寝て欲しいと頼まれる。
ルイスもエディーもお互い伴侶を亡くし、子供が独立し、孤独な1人暮らしをしていた。ルイスは、少し躊躇するが、エディーの家で一晩を過ごすことにした。

町の噂
2人が住むコロラド・ホルトは、狭い町のため、あっという間に2人の関係が噂されはじめる。2人はプラトニックな関係だが、町の人々は肉体関係があると噂していた。
当初は怒っていたルイスだが、2人は他人の目を気にせず、堂々と一緒に過ごそうと決める。

孫ジェイミー
夏の初め、エディーのもとに息子のジーンが、しばらく孫のジェイミーを預かってほしいと頼みに来る。ジーンの妻が家を出て行き、1人での子育てに行き詰まっていたようだった。
ルイスも子守を引き受け、ジェイミーが寂しくないように、3人でキャンプに行ったり、犬を飼ったりと楽しく過ごしていたが、母エディーとルイスの噂を知ったジーンがジェイミーを引き取りに来る。
40年前の出来事だが、ルイスが家族を捨てたことを、狭い町で知らない人はいなかった。

デンバー旅行
ジェイミーが去った後、2人はデンバーに旅行へ行くことに。
2人はデンバーにある高級ホテルブラウン・パレス・ホテルに宿泊し、初めて愛し合う。

エディーの骨折
ルイスが買い物のため遠出をしている間に、エディーが骨折し入院する。
慌てて病院へ向かったルイスだが、ジーンに病室を追い出されてしまう。

ジェイミーからのSOS
ある日、ジェイミーから電話が入り、ルイスとエディーはジェイミーの家へ向かう。ジーンは、ジェイミーを1人で家に残して、出かけていた。家の中は片付いておらず、ピザの食べ残しの箱が積まれているような状況。
酔って帰宅したジーンは、幼い頃、交通事故で亡くなったコニーのことがトラウマになっていたと語り、母エディーからコニーが亡くなったのはジーンのせいだと恨まれていたと訴える。

ラスト
エディーは、家族のためにジーンとジェイミーと暮らすことを決め、家を売って引っ越してしまう。
ルイスは、ジェイミーに電車のおもちゃ、エディーに携帯電話を送る。ジェイミーを寝かしつけ、ベッドに入ったエディーはルイスに電話をし、楽しく話し始める。
~おわり~

 

 

ひとこと

高齢者向けの静かな作品。
イーストウッドのドンパチがある高齢者が主人公の作品とは違い、静かで派手なハプニングもないが、個人的にはこちらのほうが好み。
何度か共演した名優同志ゆえ、違和感無し。

エアロビクス等今でもトレーニングしているのか、ジェーン・フォンダは姿勢が良く、スタイルも変わっていなかった。
映画の内容よりも、ジェーン・フォンダの立ち姿ばかりに注目し、背筋を鍛えようと決意を新たにした。