映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

スイートガール SWEET GRIL (2021)

映画.comより抜粋

妻と娘を何よりも大切に生きてきた、ごく普通の夫であり父であるレイ・クーパーは、ガンで闘病中だった妻を亡くしたことで、心に誓いを立てる。それは、妻の命を救う唯一の頼みの綱だった薬を市場から撤退させた、ある組織に復讐すること。残された唯一の家族である娘のレイチェルととともに、見えない巨悪に果敢に立ち向かっていくレイだったが、真実を追い求めていくうちに父娘は死の危険にさらされる。

以下、ロケ地など

 

ロケ地

家族の回想シーン

ビルガーズ・ロックス(Bilger's Rocks)
家族の回想シーン。大きな岩が映る。

 

病院のシーン

カーネギーメロン大学Carnegie Mellon University's David A. Tepper Quadrangle
実際は、病院ではなく大学構内で撮影されている。

 

駅のシーン

地下鉄Gateway Station(ピッツバーグ
Romare Beardenが描いた有名な壁画が映画で映っている。

 

チャリティー・オークションの会場

カーネギー・ミュージック・ホール(Carnegie Music Hall)
ユニセフのチャリティー・オークションの会場

 

ダイナーのシーン

Roxy's Diner(閉業)
殺し屋のAmos Santosとダイナーで話すシーン。
実際の店が、名前もそのまま使われていたが、現在は閉業されているようだ。

 

ヘリに追いかけられながら逃走するシーン

ロベルト・クレメンテ橋(Roberto Clemente Bridge)
左手奥にPNCパークが見えてくる。

 

野球場

PNCパーク
ピッツバーグ・パイレーツのホーム球場。
レイチェルが川に飛び込むシーン。

 

噴水でのバトル

アレゲニー郡裁判所(Allegheny County Courthouse)
噴水のシーンは、中庭にある噴水で撮影されている。

 

救急車が転倒するシーン

ベネダム舞台芸術センター(Benedum Center for the Performing Arts)前



 

ねたばれあらすじ

クーパー家
ピッツバーグ在住
父:レイ
母:アマンダ(癌患者 新薬を待つ状況)
娘:レイチェル

新薬が市場撤退
バイオプライム社CEO:サイモン・キーリー
新薬生産を遅らせる。
アマンダは、新薬を入手できないまま、死亡。
キーリーのテレビ出演時、レイは脅迫まがいの電話をかける。

ジャーナリストからの連絡
マーティン・ベネット:ジャーナリスト
レイ宛てに電話が入る。
バイオプライム社の犯罪行為の証拠を掴んだと連絡が入り、地下鉄で待ち合わせをする。レイ1人で約束の場所へ向かうが、レイチェルは密かに父の後をつけていく。
地下鉄に乗り、2人が話をはじめてすぐに、暗殺者がベネットを刺殺する。
レイは、暗殺者と格闘するが、刺されて倒れる。レイチェルも加勢するが、すぐに倒され気を失う。

2年後
レイは、その後もキーリーの動向を追跡していた。
バイオプライム社のチャリティー・オークションに潜入し、キーリーを脅し、黒幕を聞き出し、キーリーとボディガードを殺害し逃走する。
殺される間際、キーリーは、バイオプライム社会長Vinod Shahからの指示だと証言していた。

FBIへの連絡
レイチェルは、歯止めが効かない父を懸念し、密かにFBI捜査官のサラ・ミーカーへ電話をかけ、バイオプライム社を捜査するよう訴える。
レイとレイチェルが隠れていたモーテルに傭兵が現れるが、傭兵らを殺害し、会長を追跡することに。

暗殺者と対峙
レイは、バイオプライム社の会長の移動時を狙い、待ち伏せをする。
会長を追い詰めたと思った瞬間、暗殺者が現れ、会長は射殺されてしまう。
その後、レイとレイチェルは、ダイナーで暗殺者(アモス・サントス)と対峙。
彼は、レイに同情しており、雇用主がダイアナ・モーガン下院銀だと明かすが、次会った時は殺すと警告する。

FBI(※以下ネタバレ
待ちにもどった2人はFBIに追われ、球場の屋上へ追い詰められる。
ミーカー捜査官の説得から、レイが起こした事件は、実際はレイチェルが行っていたことが判明する。
2年前母を亡くし、その数か月後に父を目の前で殺されたレイチェルは、PTSDと解離性同一障がいに苦しみながら、復讐のために生きてきた。
レイチェルは、球場の屋上から川へ飛び込むが、すぐに救出され、救急車に乗せられるが、救急車を横転させ、逃走する。

モーガン議員の選挙事務所
レイチェルは、黒幕であるモーガン議員のもとへ向かうが、暗殺者サントスがすぐに現れる。壮絶な戦いの後、レイチェルはサントスを刺殺。
ついに議員と対峙することに。
議員から、バイオプライム社から賄賂を受け、ジャーナリストとレイへの襲撃を認める
証言を聞き出したのち、その場を逃走。

ラスト
議員の証言を密かに録音していたレイチェルは、そのデーターをFBIのミーカー捜査官へ送る。その後、モーガン議員は逮捕される。
レイチェルは、偽造パスポートで出国する。
~おわり~


 

ひとこと

甘い設定も多々あったが、どんでん返しがある復讐劇として楽しめた。
チャリティー・オークションで女性の制服のラックを見ていた時に、レイ=レイチェルだというヒントだったのだと後から気づいた。
また、ダイナーのシーンでも、暗殺者は「レイチェル」とだけ声をかけていた。
海外のサイトでは、地下鉄で暗殺者が持っていた短刀が、Jagdkommando(ヤークコマンド)という殺傷能力の高い武器で、刺されたたら命は無いと紹介されていた。そのため、わかる人が観たら、レイ=即死だとわかっていたようだ。恐ろしい!

刃が軸を中心にねじれた作りになっており、軽量化のため穴が開いている。身体深くまで刺せ、致命傷を負わせるための武器のようだ。
ネットで検索したら、通販されていたが、あれは本物なのか?
そもそも、一般の人が持っていて良いものなのか?売って良いものなのか?
そんな武器、誰がほしいのか?とゾッとしていた。

ロケ地探しはとても楽しめた。
ピッツバーグの有名な場所が使われ、店も店名そのままだった。
もっと詳しく載せたかったが、目立ったシーンの場所だけ紹介させてもらった。